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2005.03.25

スクリーンの中の戦争

坂本多加雄著 文春新書 著者は、1950生〜2002年没の政治学者
取り上げられている映画は、パールハーバー、トラ・トラ・トラ!、太陽の帝国、タクシードライバー、地獄の黙示録、エマニュエル夫人、タクシドライバー、明治天皇と日露大戦争、真空地帯、拝啓天皇陛下殿、陸軍、破れ太鼓、東京物語。
私のツボは「明治天皇と日露大戦争」これ子供のころ見たんだ。嵐寛寿郎が明治天皇。このころの映画って3本立てだったんだ、勿論、入れ替えなし。日本人の記憶としての日露戦争が描かれているとあり、そうだ、私の日露戦争のイメージはこの映画でつくったんだと納得。その後、明石元二郎のロシア革命派への資金援助などの裏工作等は後で得た知識だし。1957年作とあるから、戦後民主主義とかいってるとき、私らはこの映画に浮かれていたんだ。でも、この映画で、新東宝は、息を吹き返すほどの収入があったんだって。
拝啓天皇陛下の渥美清も、後の寅さんにない、すごみがあった、寅さんは善良そうだけど、すごんだらこわいんだよ、って寅さんがいた。
地獄の黙示録、前半は、アクションドラマだけど、後半は退屈だとか、私がみた映画の感想は、当時の感想をうまく言い当てられたようで、読んでいてうれしい。
で、本書の4分の1ほどで書かれている「太陽の帝国」(これ日の丸の国旗=日本のこと)が絶賛されていたので、みてないので、DVDを注文する。
パールハーバーは愚作で、タイタニックの二番煎じで、アメリカ映画は、もうかりゃいいやってなとこがあると酷評されている。
子供のころは映画全盛で、白黒映画が、総天然色(という呼び名だった(^^ゞ)に代わり、四角い画面が横長の画面にかわった(シネマスコープっていった(^^ゞ)のも覚えている。今人口5万程度の市(当時はもっと人口がすくなかった)に3つも映画館があったんだ(笑)。しばらくして、中村錦之介とか、東千代ノ介とかもはやっていたけど、そのころはTVの移行期だったんだ(--;)。娯楽って映画しかなかったんとちがうかな。お袋のお金をくすねて、映画をみにいった(笑)。
解説を書いてる坂本さんのお弟子さんが、坂本さんが、「オッケーや、オッケーやね」とか森繁久弥@小早川家の秋のものまねをしてる姿が書かれている。舞台をみたあと、その台詞を言い合ってあそんでいる私らみたい、そうだよな〜と。

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