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2005.03.12

デモクラシー

滋賀公演
西ドイツ首相で、東西ドイツ統合のきっかけをつくった、ブラント首相(加賀丈史)。その首相の秘書として使えたギョーム(市村正親)が実は、東ドイツのスパイだったという実話を元にしたフィクション劇。劇では、ギョームと連絡をとるスパイの上司(今村朋彦)、ブラントの内閣、党のメンバー。首相担当大臣(近藤芳正)、党院内総務(藤木孝)、副党首(三浦浩一)など出演者は男性ばかり。
権謀・術数をつかう、政治の力学。東西ドイツ統合のために粘りつよく政策を実現してゆくブラント。かれの政策に共鳴し、彼を尊敬するギョーム。でも、最後は、女性スキャンダルと、スパイの発覚で、首相を辞任するブラント。欝になったり、立派な演説をしたり、加賀さんセクシーだったし、市村さんは、愛嬌のある秘書を演じている。それと、ブラントを嫌いながらも、東ドイツと内通している総務(藤木)が、首相を支持するために工作したり、失脚するために工作したりしてマキャベリー的人格をうまく演じてたし、担当大臣(近藤)は、ブラントの参謀役をうまく演じてました。

で、こういう芝居をみると、日本の芝居にない、ドラマを感じます。政治が、ほんと、人々=市民が関心をもって活動してるんだなぁ、その政治がドラマをもっているってとこに感動します。
しかし、1970年代、カルチェラタンの時代を背景に、ヨーロッパに社会民主党政権が誕生するのに、日本では??なぜ、自民党が。実は、自民党は社会民主的政策をとっていた、たとえば、労働者を解雇するのを制限することをまもったし、福祉も実現したし、、、、。だからだってのを、大嶽秀雄がどこかで分析してたのを感心して読んだ記憶がある。
西ドイツでは、たえず、東ドイツ=ロシアから侵略されないかと、感じていきてたんだろうなと思うし、今の韓国もそうじゃないかと思う。日本は、どこかから侵略されるってことを考えないでこれたんだと日本のよさを再認識。
そうそう、ドラマの中で、東ドイツの政治犯を、お金を出して、西ドイツが釈放するって話がでてくる。でも、現実的に一歩前進するために、こういう政策を選択するってのにも感動する。日本じゃ、きっと、非難がですよね(^^ゞ

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コメント

北朝鮮との韓国も、周辺諸国と国際条約を結んで、そのうち、統一なんて、思ってたら、「朝鮮半島をどうみるか」(集英社文庫)を読んでたら、そう簡単なわけではない(^^ゞ。西独と東独は、経済的にそう格差はなかった(東が低かったけど)韓国の国民所得は54位、北は143位以下。北は変わった国ではなく、スターリン体制がまだ残っているだけだ、ソ連、東欧社会主義国は崩壊したけど。
飢餓→体制崩壊ってわけでもない。飢餓は他国でもあり、体制が崩壊した例はない。西・東独が統一したのは、ハンガリー、オーストリア経由で、東から西への亡命があいついだ、ことも一つの原因だが、北と韓国ではそのようなことはない。ブラントから、20年という長い年月を経て西・東独は統一している。朝鮮が、統一できるのか、どうか、やっぱり、わからないってのが正解みたいで(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.03.15 19:13

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