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2005.03.04

丘の上のイエッペ

地元の演劇鑑賞会でみる。地人会。台本、演出 木村光一。村田雄浩、江波杏子、立川三貴他。村田さん、江波さんはうまいし、これ以上、ぴったりの人を他ではさがせない。その上で言うのだが、面白くなかった。なんか、ファルスのばかばかしさがたりない。狂言で、茂山千作という天才的役者がいる。かれは登場するだけで、客が笑う。でも、狂言は、千作以外の人が演じても、対照的な二枚目好男子萬斎が演じても客が笑う。狂言は、言葉で笑う、喜劇的構造を持っているからだと思う。でもファルスには、千作的個人芸が絶対に必要である。
で、元にもどって「イエッペ」。やはり、これはファルスで、演じるには、ファルス的役者がいるのではないだろうか。新劇的訓練の中で、こういうファルス的役者をそだてることはむつかしいのでは。藤山かん美が、たとえば、文学座、俳優座で育つわけはない。おなじように、笑劇を、新劇役者がやるのは、むつかしいのでは(新劇が、たとえば、野田劇、つか劇をやったら失敗するのとおなじように)。このあたりの配慮がないんではないか、新劇がなんでもやれるわけではないぞ、と、新劇なんて言葉を地人会だからつかって言ってみたい。笑えなかった、しっぺ返しの私怨をはらすために(って、村田さんは、客席に向かってかたりかけ、「ここはどこだ、あすこでは、枯れすすきが咲いている」なんて台詞で笑いが起こってましたけど。客席は笑ってましたけど。私の体調がわるかったかもです(弱気)。)

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