寄席の世界
小沢昭一著@朝日新聞社
米朝、子金治、談志、鶴瓶、、、などとの対談。
米朝師匠との対談、年取るとできなくなる落語がある、とか、志ん生と文楽の落語の違いとか、観客が、同じ場所にずっと座ってるのがつらいので、独演会ではなく一席で十分じゃないかの話が面白かった。私は、能を見に行くとき、能、狂言、能とあるとき、狂言と、最初か、最後の能をみるだけで、3番みるのはつらい。やっぱり、観客の体力が昔と違ってきているのだと思う。矢野さんとの対談で、小沢「広い小屋で芝居するのと、狭い小屋で芝居するのはちがう」「広い小屋で、こまかいことやってもわかんないもん」ってのに納得。SHIRO@新感線なんか広い舞台でやらないと、また、「円生と志ん生」は狭い小屋じゃないと、ってのがありますもんね。
関西の噺家さんは、200名いて、噺家さんの数は増えてるそうです。伝統芸能の能のシテ方も1200名くらいはいはるから、昔より増えている。でも、落語は、いままで、5回以下ですね。生で聞いたのは。
| 固定リンク
コメント