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2005.03.28

オレ様化する子どもたち

諏訪哲二著@中公新書ラクレ
学級崩壊の原因は、共同体的伝統から切り離され、市民主義化した日本社会=消費社会が、反映されているのだ、結局、親が学ばなければ社会で生きていけない、と教えてくれる環境=文化資本をもった子だけが、崩壊とは関係なく生きていける、というのが結論。
引用されている「臨界点を超えた子どもたち」@週刊朝日のA先生、「ケン玉や読書などさまざまなジャンルで、一人一人がチャンピオンになろう」と最初一年は、歌を指導していた学級がつぎの年に崩壊する。
学校は、「こどもを個として尊重する」といいながら学校は基本的に「市民社会での生活できる技術を伝達する」という場である。やっていることと言ってることが違うと子供が感じて崩壊につながったと指摘する。
学校ー親だけではなく、家庭ー学校ー社会があるのだから、学校(先生)、親だけの責任ではない、社会構造の変化が、崩壊をもたらしているという見方が面白かった。
子供は自分が思っていることは、みんなが思っている=これがオレ様化=こういう社会になっているとのことである。だから授業中の私語を注意されると「うるさぃなぁ、おれは、じゃまになってないだろうが」と反論してくる。これってインターネットの大衆化と似てるな〜。みんながブログをつくり、なかには、写真、著作の無断転載など、著作権に問題あるwebもあるが、それを指摘されると、「web荒らし」のように非難がでているという、そう変わらないよね(^^ゞ。

で、後気になったのが1970年代を契機に社会が変わり、1980年代に学級崩壊が出現したという点。
日本って、西洋のキリスト教が背景にある技術・哲学を、キリスト教抜きで移入し、発展させた実権の国だと思う。個人がばらばらであるってのを徹底的にやりすぎた、じつは、この点に関してだけは先進国ではないだろうか?
なんか、共同社会(たとえば、教会を中心にしたり、血縁を中心にしたりとかの)が崩れてしまった社会だと思う。
野田宣夫が、どこかで、ロシア、中国は、他民族をまとめて国を作るノウハウを持っている国でだと言っていたが、これとつながるかな(^^ゞ
もう一回読み直そう(^^ゞ

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コメント

 内容について行けるときは ちぃと刺激うけて脳味噌が悪さして耳鳴りをおこして だちかんわぁ(笑) 本日のは興味のある話題で また読み直されましたらどうぞ載せてちょうだいませ 楽しみにしておりみゃあすで なも。

 こまつ座の「国語元年」 井上ひさし作  先日観ておお笑いしてきました。
 その折買った文章の中で 井上ひさしは 「ウイトゲンゲンシュタインという有名な哲学者が、言葉の限界がその人の限界だというふうに言っています。逆に言うと、混沌とした状況を、われわれは言葉によってしか整理できないのです。この日本語ブーム、言葉ブームをいい機会として、言葉を正確に、しなやかに、強く、あるいは弱さをもった強さで使うことによって、この混沌とした、行き先の見えない状況をなんとか打開し、切り開いていきたいものです。」

「言葉の限界がその人の限界」には神妙に自覚。冷汗
また耳鳴りが ぶり返りそうで だちかんわぁ。

投稿: びわ | 2005.03.28 23:24

「國語元年」については 3月30日 中日の朝刊
12面に 次の世代に残したい戯曲とし紹介(黒川光弘氏評 )あります。方言のおもしろ楽しさ深さに笑いころげ 名古屋弁をマスターしとうなりましたが なも。どえりゃぁええ おもしろい言葉でたまげました。英会話より こっちのほうが オモシロそうだで なも。 
 

投稿: びわ | 2005.03.30 23:03

「国語元年」みたいな〜と思ってまだみてないんです。脚本は読んだのですが(--;)日本語に、春、夏、秋、冬はあるが、これを抽象した「季節」ってことばは中国から輸入した物とか。
明治維新は、ロシア革命にも匹敵する革命なんだな〜って思うこのごろどす(<どこの言葉や!)

投稿: 悠 | 2005.03.31 08:44

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