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2005.04.27

日本文学史早わかり

講談社文庫 丸谷才一著 文学史を、勅撰集で区分するっていう文学史

天皇は、和歌を編集し、天皇は恋歌を作っていた、明治天皇の時代からこの伝統は消えた。ついでに、天皇は和服をきられなくなった。さらについでに、宮中の接待の料理はフランス料理とさだまった^^;。

通常の文学史は、経済的な区分できるから、明治初期に黙阿弥が歌舞伎を書いていたのを説明しづらいので無視している。ってのが面白かった。 で、能の詞章は、和歌のパッチワークのようなものだと思っていたら、実は、源氏物語が、古今和歌集のパッチワークなんだそうである。

歌が二重の意味をもつ

たとえば、 秋の田の実こそかなしけれ我が身むなしくなりぬ思えば

      飽きの頼み=頼んだ人に飽きられてしまった=という意味をももつ

ふーんと感心。

 駒とめて袖うちはらうかげもなし佐野の渡りの雪の夕暮れ  定家

これが「鉢の木」で「今降る雪に行き方を失い、、、、古歌のこころに似たるぞ、、駒止めて、、」(鉢の木は、僧に身をやつした北条時頼を一夜泊め、火がないので、梅、松、桜の木をくべてもてなしたってお話です)

「笠さして尻もからげず降る雪に定家の卿も裸足なるべし」 芭蕉

「駒止めて雪みる僧に蕗のたう」 其角

もともとは、定家の歌は、源氏から引用の恋の歌なんだけど、鉢の木で武ばり、芭蕉がぱろって其角にいたる。 うーん、日本の歌も、パッチワークか(^^ゞ

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