寺山「血の起源」@大阪
観て来ました。舞台には、能舞台のような台が置かれており、ただし、台には枠があり、その真ん中には水がはられている。まー田に水をはり、周りはあぜってのを想像してもらえばいいか。4本の柱の代わりに、上から紅い布がたらしてある。揚幕もある。揚幕から台までの、能舞台で言う橋係りには、彼岸花が植えてある。女が見る夢が展開していくので、夢幻能(脇役が舞台に出てくる。その脇役が見る夢に主人公が出てきて、往時の状態を表す)ってな形式にのっとっている。能形式は、こういう過去と未来と現在を自在に行き来するときには、便利だと思う。寺山さんって、東北育ちだから、東北の田舎の蔵に眠っているものを呼び起こす、おどろおどろしたところがあるよねって思う。同時代の唐さん(赤テント)、佐藤信さん(黒テント)も都会育ちだから、こういうところはないか、いや、佐藤さんのは、そうでもないか。でも、おどろおどろさがやっぱり寺山さんの特色だと思う。
でも、おどろおどろさが消えてゆく現代だからな~とも思うんだけど。
PS JRの時間外の娯楽について書いたけど、JRってとことん日本の会社なんだな~って思う。時間通りに電車を運行することをやり遂げる、細密さ。それを管理するのに、罰を用いる(<もっと違う管理ができんのか!)。外部の人に再教育システムを説明できるのかな~。と、ここまでは、経営者側にいいたいのだけど、社員は、時間外では、皆で、ボーリング、皆で宴会。。。(<一人であそべんのか(^^ゞ)
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コメント
ニ~ナには蓮の花、てらやまには彼岸花がよく似合う。
濃~~い出演者よりも 寺山ワールドが勝ってると思った。
おかあさん、家族あわせ、もう一度妊娠してください、身毒丸もこんなんだったな~
寺山ワールドは、「観客席」みたいな、もちっとメルヘンチック・ポエミーな作品で観たいな~
投稿: ぴよら | 2005.05.11 00:45
観客席、さよならの城、そういえば、なつかしいですね。万有引力さん、根本豊さん、その後「奴ひ訓」で見ました(^^ゞ。そういえば、メジャリーグの「寺山劇」は必ず宝塚出身の方が主役ですね(^^ゞ
投稿: 悠 | 2005.05.11 06:01