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2005.05.19

波止場日記2

エリック・ホッファーについて、もうすこし書きます。歴史全体を通じて、「大衆は知識人を非常に怖い親方と考えてきた」。ところが、アメリカでは、「実際的な方法で、言葉の祝福も受けずになしとげて」きた。
「摩天楼、大工場、ダム、発電所、ドック、鉄道、、、、は、主として利潤をあげるというまったく卑称な動機から」生み出した(他の国が偉大な国家であると、大衆を鼓舞しながら作ったのと対照的に)。
ホッファーは、アメリカの活力は、大衆である、皆と同じ生活をしようとする、典型的指導者の力をかりずに、複雑な経済、政府機関を動かしてきた。大衆のこの活力が、ヨーロッパと違って、アメリカ社会の特色だと考えてます。
この間、 「しのびよるネオ階級社会」--”イギリス化”する日本の格差--(平凡社新書 ) ってのを読みましたが、バーの入り口が労働者用と非労働者用に別れている、11才のときに、進路が決められる(この年齢では、親の財力というか教養力が、子供の能力に影響する)、労働者と非労働者間の移動はなく、労働者は安い賃金で働かされる、これで、労働意欲がでますか?ってなことが書いていた。 そうか、イギリス礼賛の本は、眉唾でよまなきゃと思った次第で。
インターネット普及、コンピューター普及させたのも、アメリカだし、高度情報「大衆」社会の実現は、インターネットに寄っているし、確かに、アメリカの活力はすごいと思う。
日本でも、みんなが同じってのは、アメリカ化のおかげだと思う。 英国のようにパブリックスクールを作りたがってるとこも日本にはあるけど、そういう社会をあこがれてはいけない、アメリカの活力の源泉が大衆にあるのを忘れないようにしなきゃと自戒してます(^^ゞ。

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コメント

いつも興味深く拝読させていただいてます。
社会における階層の二極分化ということは、ちらちらしてますね。だいたいこういう話を展開し始めるのは、自分たちが「よりよい階級」に位置できると思っている人たちばかりのような気がします。みんな「貴族」になれる、と思ってるんですね。少数の貴族をたくさんの農民が支えていたことは、声高に表明されることはなかなかありませんしね。

投稿: あかん隊 | 2005.05.22 08:57

そういえば、「山猫」の解説で、第2次世界大戦まで大地主がいたって書いてました^^;。映画で社会勉強してる、おいら(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.05.22 21:39

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