クローサー
二組の男女の結ばれ別れの繰り返し。ダン(新聞記者)とアリス(ストリッパー)は、横断歩道でアリスが車に引かれ、気絶し、目を覚まし、介抱するダンに「Hello stranger」(やあ、見知らぬ人)って声をかけて知り合う。ダンは、アンナ(カメラマン)と、「stranger同士がキスするってことある?」とキスする。ダンは、アンナと偽って、H系チャットで、ラリー(医師)とチャットする。間に受けたラリーは、待ち合わせ場所の水族館に行くと、偶然アンナがいて、彼女と知り合い結婚する。だがダンとアンナは結ばれていて、これを知ったアリスはダンと別れる。アンナは、ラリーと話し、離婚しようとする。ダンは、、、、「stranger」これってキーワードみたい(^^ゞ
なんか舞台劇のように台詞がよく、ほんとメモしたいよな~って台詞がたくさんあった、って、この映画もともとは舞台。「8人の女たち」が舞台から映画になったようなものか(^^ゞ
えっ、え、そんなとこまで、言葉なの??ってくらい飛び交う言葉。別れる理由を言葉でいい、愛する理由を言葉でいう、多分、愛に落ちたって恋ではなく、登場人物が互いに相手を選ぶっていう意思的な愛。このあたりで、好みが別れると思うけど、おいらは面白かった(^^ゞ
アリスは、愛せなくなったら一緒にいる意味がないと、別れるタイプ。ダンと再会したアリスは、アリスとラリーの仲を疑うダンに、「愛はさめた」と告白し、ダンと別れる。このアリスが、一人で道路を歩いているところから始まり、道路を一人で歩いているところで終わる。潔よな~って気がする。
愛を得た瞬間、「愛されているのか」という疑いにさいなまれる、愛って過去形の中にしかないのか~って思うほど。「そよ風を感じられない~♪」って歌が流れるけど、ほんと、こんな微細さが感じられなくなるんだろう。登場人物が「真実はどうなんだ?」って真実発見中毒のように問うが、アリスだけは、問わない。真実が愛を担保するわけでもないのにね。
ラリーがアンナに裏切られて、クラブで働くアリスに出会い、ラリー「本名を教えろ!」アリス「ジェーン、、」と何回も繰り返す。アリスが本名を教えているにもかかわらず(アリスは、思いつきの名前)。真実たって、疑えばきりないし。。。。。。。。ま、「頭の中に浮かんだ」ってことは事実だけど。。。。
でも、アリスのように愛だけに生きるのってもな~、彼女は、「子供のように」ってダンから言われているから、こういう設定なんだろうね、って思うけど。これって、癒し系かな。
愛を求めるそれぞれのタイプとみると、この映画わかるかな、等といろいろ考えました
昨日書いてて今日(24日)見直したら、アンナとアリスをところどころ間違えて書いてました(^^ゞ。アンナとアリス、それぞれの女性ならもってる部分かもですねって、これも無理やり^^;
ザ・インタープリターはみたので、これを見た後は、つぎは「さよなら、さよなら、ハリウッド」だ(笑)
インターネットでチャットをするダンとラリーのPCは、MACではありませんでした(^^ゞ
どうでもいいけど、今日はストレス膨れっぱなしで、うーん、ストレスって人間関係だよね、絶対人との間で生じるって思う。愛も人間関係、関係性の中にある、その関係の中で、どうよ、安心?快適?ってとこにあるんだ、と無理やり結び付けてっと(^^ゞ。
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コメント
愛に何を求めるか
相手に何を求めるのか
それぞれのパターンが面白かったですね。
ストレス膨らみっぱなしですか~ムリなさらないように!一人でもストレス、人が居てもストレスって、人間って不思議なイキモノですね~。
投稿: chishi | 2005.05.27 00:41
考えさせられる映画でしたよね。誰が、何をしたいのか、ってのを考えさせられました。アリスが潔いのは、そこなんですよな、アリスだけはそこはぶれない、~などと。
まだ、ストレスつづきそうで、なんともです(^_^.)
投稿: 悠 | 2005.05.27 23:15
見終わった時は、映画としてはどうかと思いましたが、後から予告とか見ると、なぜか良いのです。でももう一度観たら、やっぱりもういいや、と思いそう。
暫くしてから観たらまた違った見方になるのかもしれません。
不思議な映画でした。
投稿: bakabros | 2005.06.14 17:32
なんでしょうね。最初と最後だけは、さわやかなんですよね。写真スタジオも。ラリーという猥雑さがなきゃ、いい映画なんですけどね(^^ゞ
投稿: 悠 | 2005.06.14 22:53