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2005.06.26

アルトゥロ・ウイの興隆

アルトゥロ・ウィの抑えられたかもしれない興隆。興隆ってのは、「なりあがり」ですね。ブレヒトが設立した「ベルリーナ・アンサンブル」(劇団)の舞台。まードイツまで行ってる余裕はありませんが、お江戸まで、来てるってんで、暇を作ってみてきました。(こんなのを知的スノブ(俗物)っていいますんやろうな^^;。)席は空席もあったし。。。

ヒットラーが、チンピラだった1932からオーストリアに進出する1938までを描く。描くっても、アメリカは、シカゴにうつし、ギャングの「ウィ」が、青果トラストを掌握し、シセロの青果トラストをも支配するにいたるプロセスを描く、ギャングの成り上がり物語ですけど(^^ゞ。

ブレヒトは、芝居をみる人のカタルシスを拒否し、教育的効果をあげようとする芝居を書くから、(おいらはカタルシスにひたりたいぞ!^^;)、とイヤホーンで聞いてるのか、もうひとつわかりにくい。
まーレーム(後にヒットラーに粛清される)の立場からすれば、トップが、権力をにぎるときに、妥協し、いらなくなった同胞を粛清するのに気をつけなきゃ(中国でも「走狗煮らるれる」っていうでしょ^^;)。
オーストラリア宰相の立場になれば、ヒットラーの行為に沈黙すれば、あとで、殺されるとこまで行くでしょうが、って気がする。

でも、ウィを成り上がらせないために、どうすればよかったのでしょうね。青果トラストの面々。

舞台の最初は、犬になったウィ=ヒットラー、口と舌がまっかである。ヒンデンブルクドイツ大統領は、舞台の上の台座の上にいる。その後、ウィは、舞台の下から顔だけだしている、舞台を立ち回る。って立ち位置で、成り上がりを表現する演出。
ウィが成り上がった後、シェクスピア役者に、歩き方、立ち方、話し方の指導を受け、私たちが知っているヒットラーのように振舞う(このあたり、チャップリンの「独裁者」を意識しているかも)。このあたりがおいらには面白かったかな(台詞関係なしで笑えました(^^ゞ)。

それと、身体でかぎ十字をつくりながら、「信念、信念、こそが、私を指導者にする」って何回も繰り返すところ。(ヒットラーの秘書が書いた本でも、ヒットラーは、自分を天才だと思ってった、と書かれてたから、やはり、そういう信念がいりますんやろうね、興隆するには。秘書の本では、ヒットラーの犬好きの様子、犬に子が生まれないか心配する普通のヒットラーもかかれてはいるけど。)

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