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2005.07.30

亡国のイージス

面白くなかった。これなら漫画 「沈黙の艦隊」の方がリアリティがあったな~。多分、原作のほうがいいはず(だって、なんとなく、登場人物のエピソードがでてますが、映画では、ほんとわかりにくかったので)。映画の台詞が、人物が、頭にひっかかってこない(-_-;)

先任伍長(真田さん)喜劇チックな演技してましたが、彼の善意が、如月の工作を砕き、如月の拳銃発射を鈍らせ、如月は拳銃で撃たれる。「地獄への道は善意の石で敷き詰められている」なんて警句を思い出す。宮津副長(寺尾聡)は、最後、人間性に目覚めちゅうか、良い人間であることがわかるが(それだったら、最初から、そんなことしないでよ)。

暗い目をした対日工作員ヨンファ(中井貴一)が唯一リアルだったかな(^^ゞ

国を守る、守るべき国とはなにか、戦後の平和は何であったのか、とか、言葉が空回りして、おいらは、どれにも、共感できない。あ、内閣情報員(岸部一徳)が言う、平和ってのは、戦争と戦争のハザマだ、戦後平和だったことに価値を認める、この人の言葉が頭に残りましたけど(多分、おいらは、平和ボケしてます(^^ゞ)。
寺尾聡の墓を詣でた妻(原田美枝子)の台詞=父子関係ってひょっとしたら時代に合わないかも(黙ってた方がよかった)。

船が沈むとき、船長は船とともにし、部下に「生き残れよ」と命令するのですが、これは、それぞれの才覚だけで、生き延びよってことらしいです(しったかぶり)。 7月31日追記 毎日新聞に五百旗頭真神戸大学教授が「イギリスの同時テロのつぎの標的は日本だろう、準備に半年はかかるだろうから、年内にイラクから自衛隊が撤収できればいいが、なんて書かれてて、これを読むと、私も、平和ボケではいられないんですけど、何とかなんないですかね。

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コメント

公開初日にご覧になったのですね! いいな。>残念な感想になったとしても。デス。
自分は、これから行ってこよう…と思っています。こんな時刻だからレイトになるけど。ま、鳴り物入りで公開される映画には、期待はずれになるものが多いのはいつものことなので。もちろん、絶対「原作の方がいい」に決まっているお話ですし。とはいえ、福井氏は、お気の毒だったかもしれません。本は売れたでしょうけれど、これだけ露出度高くなって、しかも映画の評判がよくないとなると辛い局面もあるかな。
京極氏は、ご自身も楽しんでしまう余裕がある年齢でもあり、経験値もおありですし、お得意の、聞きたくないことは、聞こえないことになるのかもしれませんけど。福井氏は、お若いだけにへこまないでいただきたいな…と思います。有名になるって、たいへんだな、とつくづく思いますね。

投稿: あかん隊 | 2005.07.30 18:32

あらを探せばいくつもあります
最後に船が沈むところなんて酷かった
けど、
そういうことに目をつぶって見ると
良い映画だと思いました、わたしは。
原作を読んでないと「きつい」かなとは思いますが
まずは、批評家にならずに楽しむことです。
そして、今の日本について考えてみることです。

投稿: kaz | 2005.07.30 19:49

>あかん隊さん
本屋さん行ってぱらぱらと本をみてましたが、本の方が良くできてます(^^ゞ近所のマイカル、もう見たい映画これしかかかってなくて^_^;

投稿: 悠 | 2005.07.30 21:22

>kazさん
コメントありがとうございます。
対日工作員の日本人に対しての醒めた目、女性工作員を含めてですが、これが、なんともリアルでしたよ。映画は。日本を考えるとき、勇ましくならないようにしよう、日ごろは映画みてだべってる軟弱者なんだから、と思てんですが、また、書き込みおいで下されませ。

投稿: 悠 | 2005.07.30 21:28

観てきました! 自分は、いい映画だと思いました。ものすごくちゃちいところも、この人誰? みたいなところも、繋がり方がとてもわかりにくいところもありましたし、とってつけたような台詞にむずむずした場面もありましたが、気に入りましたよ。
原作を思い出しながら観るには、良い感じでした。ダイジェスト版みたいになっちゃった感は否めませんね。あら。ここに記事書いちゃいそうです。すみません。m(_ _;)m

投稿: あかん隊 | 2005.07.30 23:24

>あかん隊さん
原作読まれてるんですよね。また、感想読みにいかせていただきます^_^;。女子工作員の首の傷とか、ヨンファが焼く写真とか、宮津さんの息子の死とか、如月の父、母の関係とか、映画では、もう、ほのめかしにとまってて。本なら、成り立たないよ、ってんで、本の方がいい、ってのが感想でした。映画の後、ぱらぱらと原作立ち読みした程度ですけど、宮津の息子の話と、如月の父の関係があって、宮津と如月の会話がいきるのに、惜しいって思いました。

投稿: 悠 | 2005.07.30 23:59

TBとコメントを早速ありがとうございます。
観たい! と思っていた映画を観ることのできる幸せをかみしめました。かつて原作を超える映画を観た記憶がありませんし、このところの超大作でも、原作がある映画で満足したものはひとつもありません。もちろん、この映画も。「姑獲鳥の夏」ほどのテイストはなく、無難に仕上げているし、これといって「これがこの映画の特徴」といえるほどのこともなく、下手をすれば駄作、とこき下ろされる可能性も計算に入れて、敢えて「良かった」と言っている自分です。
福井氏の小説を映像で観ることができるなら、それが少なからず問題のある映像であっても構わない…、この物語については、特にそう思っていましたから。

投稿: あかん隊 | 2005.07.31 01:05

>あかん隊さん
映画、評価がわかれてますね(^^ゞ「福井氏の小説を映像で観ることができるなら」、そうだったのですね。

投稿: 悠 | 2005.08.04 08:00

コメント&トラックバックありがとうございます。
2時間にまとめるのではなく、2時間の物語として『仙石の物語」に徹した方がよかったように思ったのですが、どうでしょう?
「KT」はなかなか重厚な作品なのでぜひ映画のほうもチェックしてみてください。

投稿: まつさん | 2005.08.06 03:07

>まつさん
コメントありがとうございます。ブログはおもしろく見せていただいております。ほんとですね、誰かの物語にしたほうがいいですね。KT映画チェックしてみます(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.08.06 22:58

面白くなかったですか~折角観に出かけたのに残念でしたね(汗)
私は世界にドップリ入れた作品でした。
アメリカにおんぶに抱っこの日本が恥ずかしいって、いつも思っててそのあたりを突かれたからかもしれません(笑)
同時テロ…明日は我が身かもしれないですよね。攻撃されることに慣れてない日本、どうなっちゃうんでしょう(汗)

投稿: chishi | 2005.08.17 01:09

>chishiさん
コメントありがとうございます。
テロもですが、テロが起こったあとの国民の対応も怖いですね(-_-;)地震も怖いし(-_-;)

投稿: 悠 | 2005.08.17 06:10

はじめまして。
政治的メッセージ+戦艦モノって、「沈黙の艦隊」超えれませんね~。かわぐちかいじ自身も。「沈黙」の総理大臣、ヘナチョコだと思ってたけど、ヤリ手だったな~。「亡国」とは、対照的でした。

投稿: aq99 | 2005.08.21 20:25

aq99さん、こんばんは。
かわぐちかいじ読まれてましたか(^^ゞ。艦隊が国家でしたんで、政治学で習った国家の要素、国土はこれでも足りるのかって悩みましたけど(ウソ(^^ゞ)。

投稿: 悠 | 2005.08.21 21:06

TBありがとうございました。
面白いのですが、やはり人物描写にかけている部分があり、解りづらい内容でした。それだけが残念です。

投稿: naomi-0604 | 2005.09.23 09:53

naomi-0604さん、こんにちは。
でも、戦艦の戦闘シーンは、映画で見ないと迫力がないですよね。おいら、映画でしかみられないスペクタル画面ってのに弱く観てるんですが、絵はおもしろいんですが(^^ゞ、そろそろ踊らされるのも、潮時かな(笑)

投稿: 悠 | 2005.09.24 09:01

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