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2005.07.15

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ショーン・ペンの演技力でなりたってる、七変化ともいうべきか、すごい演技力でした。
飛行場にショーン・ペンが向かう、5分前、1年前に時間はさかのぼる。。。。

事務用机とかのセールスマンをしているひげを生やしたペンは、セールスマンとしては下手だ。カーネギーの本を読まされたり、ビデオ学習をさせられたりしている。家庭的には、ナオミ・ワッツと別居生活をしていて、ワッツに会いに行って迷惑がられたりしている。

ペンは、客にいくらかまけろ、と言われ、一割安くすると答える、客は不満である、経営者は、ペンを呼んで、「仕入れより安い値段でうるな、別のをすすめろ」という。困ったペンに、客は、一割を引いた小切手を出す、青い顔をするペン。売れた後、経営者は、ペンによくやった、儲けは半分半分にしようという。

ペンは経営者からひげをそれと言われ、やむなくそる。そるときのペンはおなかの出た中年そのものである。ところが、そった後、鏡に向かってネクタイを締めるペンは、優秀なセールスマン然としてくる。
銀行に融資の申し込みに行き、受付嬢に「君も大変だね、頭のわるいのを相手にして。でも僕はビジネスマンだ、時は金なりさ」なんて冗談を言うまでになっている。しかしここでも言ってることは変。

融資を当てにして、勤めはやめる。妻からは離婚される。兄に犯罪行為がばれて、わびるペン、同時に怒りをあらわすペン。その後の無精ひげをはやした傷心のペン。
ヘリコプターが、ホワイトハウスに突っ込んだをいうニュースを観て、飛行機をハイジャックしてホワイトハウスへ突っ込もうと計画するペン。
原因                    結果
自販機にペニーを入れる          ガムがでてくる
ニクソンが操作している。       私は、家庭も、仕事も、うまくいかない。
(こういう思考をペニーガム法だっけ、というらしい)
にとりつかれたペン。

こっから先は、テロリスト(小心の)の表情。ひげもきちっと整えている。

ショーン・ペンは、スタニスラフスキー・システムを取り入れたアクターズ・スタジオの出身者。これだけ、性格をうまく演じ分けられたらたのしい、よね。役者として。
(すいません、ザ・インタープリターのときは、もう、二コールの邪魔しないでってみてました(笑))
そうそう、家で、飛行機に乗るまでの練習をしてたペン、こういう風に、演技をつくるんだろうなってみてました(^^ゞ

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コメント

TBとコメントをありがとうございます。
演技者としてご覧になったが、とてもよくわかる記事ですね。

スタニスラフスキー・システム ってどんなシステムなのですか?

そうか! 悠さんは、○コール・キッド○○がお気に入りなんですものね? それじゃ、今度の『奥様は魔女』見逃せませんね。

投稿: あかん隊 | 2005.07.15 22:36

スタ・シスはねぇ、ガラスの仮面@漫画って読まれました?演出家に、「木になっていろ」といわれ、木の格好をして延々たっている主人公。こういう「なりきってみる」ってな演技指導なんです(笑)
もうひとつ、グラスに入ったウィスキーを飲むつもりで、何ももたずに、それをやって、それらしく見えさせる、ってな演技指導です。アクターズ・スタジオは、エリア・カザンも関与していたような記憶が(あやふやどす)。
『奥様は、、、』はもうキリン状態(首のばしてます)は、は、は(と笑ってごまかす)(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.07.15 23:01

美内すずえ、でしたか?>ガラスの仮面
きれぎれに読んだことがあったかも。
なるほど、そういうことでしたか。情報をありがとうございます。「なりきり」的、かつ自己暗示的な方法のようにも思えますね。
心待ちの映画は、秋公開ですね。テレビ番組の内容ではなくて、その「テレビ番組」を製作しているところが、サマンサ役に採用したのが、本物の魔女だった…という話らしいです。
ややこしいデス。(汗)

投稿: あかん隊 | 2005.07.16 14:43

「奥様は魔女」説明、わかりますです(^^ゞ。
二コールが鼻うごかしたら、、、、、かわいいですよね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.07.17 04:14

なんか、狂気って、おいらたちからまったく理解できない世界じゃない。
事業を始めようとするサムが、「みんなは、700円で仕入れた物を1000円の根をつけ、850円で売る。僕は、正直に、30%が利益だ、15%は買い手がもらい、15%は、売り手がもらう」というもっともらしい、説明をする。
やっぱり、どこかおかしい、現実と違ってる。これが、やっぱり狂気なんだと思うけど、どんなもんでしょうね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.07.17 08:52

飛行機を乗っ取る瞬間の練習風景、スゴイなぁって思いました。ここまで計算してたのかなぁというのと、映画を作る人ってここまで想像したんやというのとダブルでスゴイなあと。

奥様は魔女、フフフ 楽しみっすね~♪

投稿: chishi | 2005.07.22 00:24

> chishiさん
コメントありがとうございます。
飛行機の中に入ってしまうと、あっけなかったですね。そういえば、北朝鮮は飛んでいった連中は、練習したんやろうか(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.07.22 07:04

こんにちは。
ショーンの演技にすっかりやられて帰ってきました。
あ、私もこの映画の感想はともかく、ニコールファンの悠さんに興味津々です(笑)
私は「奥様は魔女」の初日に行こうと思ってまーす!
ちなみに彼女の映画では何がお好きなんですか?
私は「ドッグヴィル」にショックを受けました。
ニコールすごすぎ!

投稿: ミチ | 2005.08.26 00:06

ミチさん、おはようございます。
二コールでは、「バースディ・ガール」が好きです。ちょっと、小悪党で、すごみのある役でした(^^ゞ。私は「魔女」は初日にいけるかな?。また、感想聞かせて下さいな。
ドッグ・ヴィル、二コール見てるのは、後半、つらかったですね。映画は、舞台みたいなできでして、好きなんですけど(-_-;)

投稿: 悠 | 2005.08.26 06:49

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緊張感が、持続する。ショーン・ペンの演技は、ものすごい迫力とリアリティだ。 空港 [続きを読む]

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映画館にて「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」★★★★☆ 夕方とレイト、一日2回の上映という主婦にとっては悪条件の映画だったけど、ショーン・ペンの演技がどうしても見たかった。 ストーリー:転職してセールスマンになったサム・ビック(ショーン・ペン)は、慣れない職場に居心地の悪さと不満を感じつつ、別居中の妻マリー(ナオミ・ワッツ)との復縁を願う日々を送っていた。彼の夢は友人のボニー(ドン・チードル)と商売を始めること。しかし�... [続きを読む]

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