姜尚中に聞いてみた!
姜さんの著書のおっかけやってます。マックス・ウェーバー@岩波はむつかしすぎてだめだったけど、「在日ーふたつの祖国を生きて」等々を読んでました。これは、対談集というか、編集者が質問し姜さんが答えるってので、わかりやすい。講談社文庫2005-5-15刊。
この国では、経済が上向いたとき(大平内閣)、これからは、文化だってんで「田園都市構想」ってのがなされていた。これは、都市の活力と田園のゆとりをもたらす、ってもの。これが竹下内閣の「ふるさと創生」-地方が地域つくりに知恵をだし、都会が支援するー都会で集めた税金を地方にわけて地方を生かそうってものにつながったんだけど、もう、この時代が終わった。
都市の住民が圧倒的多数になり、地方をきりはなし、自分のために、金を使おうという時代になった。石原都政のブレーンのスローガンは、「都市が農村を包囲する」。
まー、はやい話が、都会で俺たちが納めた税金は、都会の俺たちだけのためにつかえ、ってことかな。でも、都会でも、自分のことは自分でしろ、年金も自分でためろ、、医療費も自分で払え、ってな政策がすすんでる。
格差是正のため、地方へ金をひっぱってくる、郵政民営化反対の亀井さんに、マネーゲームを楽しむかのようなホリエモンが対抗するってのが、象徴的ですね(^^ゞ
いま日本は、失業率が5%くらいかな、東ドイツは10%を越えていて、ドイツ統合はうまくいっていない。もし、南、北朝鮮が統合するとしたら??と考えると、今のドイツより経済的には、うまくいかなくなるだろう。韓国+日本が、協力しあって、中国をけん制する戦略のみとおし、とか、いろいろ、書かれてます。
1999年、国旗・国歌法が、男女参画基本法ができるが、これは、少子化、外国人労働者の日本への参入をみこし、外国人のはいってきたとき、日本という国の統一を、歌と旗で、はかろうとしたのではないかって推測してる。
(この本ではないけど、フランスでは、外国人が、30%、ドイツ10%、スイス10%、って読んだことがあるんだけど)(アメリカはもともと移民の国だし、、)日本は、在日もいれて1%。
日中の貿易が、日米の貿易を上回っている。こんななかで、韓国とうまく協力し、中国とも今うまくやってほしい、とおいらも思う(^^ゞ
映画見て、芝居みて、本が読める、ってな、おいらのささやかな願いがつぶされる時代がこないことを願ってます(^^ゞ。
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