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2005.08.21

サウスバウンド

「イン・ザ・プール」の原作者奥田英朗著 2005-07-30 角川書店刊

鴻上尚史が、週刊誌で、「泣くよ」って紹介してた。さっそく、買った。で、泣かされた。
物語は、小学校6年生の次郎、4年生の桃子の家庭。お姉さんは、父の子ではなさそうだが、グラフィックデザイナー一家の話。
父は、元過激派、アナキスト、母も父と同じような過去がありそう。

一部は、小学校で、中学生のワルにカツアゲされそうになり、このワルと闘う物語。
二部は、沖縄の西表島に一家が引越すが、そこは、リゾートホテル建設地。一家は不法占拠している。父は、ホテル建設派と孤独な戦いとはじめる。
父は、税金ははらわない、小学校で集める修学旅行の代金の積み立てが高く、先生が、旅行会社から、旅行や接待でリベートを受けたいたこを暴いてゆく。

元過激派(○革派をイメージしたような)父は、子供に学校へは行くな、国民年金を徴収にきた公務員とは口論するってな、風にかかれており、まー過激派をカリカチュアライズちゅうか漫画チックに描かれている。父が周囲とまさつを起こすのを心痛めている、父を批判的にみている少年が、沖縄に移住し、父のまわりにあつまる、こころ暖かい大人から、父の正しさをまなんだりしながら、成長してゆくさまが、書かれている。

で、おいらのツボは、父が不法占拠しながら、ホテル反対運動にたちあがるのを、東京から、不登校をなおすために、おばさんのいる沖縄にきている少女が、少年に「おとうさん、かっこいいね」っていう場面。(あーーーー、と団塊の世代のおいらは、そうか、だれにも、理解されなかったわけではない、おいらたちはと、思うと、どうにも、いけないや、涙がでてしまった(T_T)。おじさんは、不器用で、不恰好で、人に迷惑ばかりかけていた日々を思い出しました(-_-;)(

もちろん、同世代=同じように感じる、過激派=いい人ってことはない(いい人=いい政治家=非利権政治家と、=がなりたたないことと同じだけど)と、百も承知でですが。でも、奥田さんって、1959年生、団塊の人より10歳若いのに??

学園闘争をやった高校生が中国へ行き、30年ぶりで、日本に帰ってきた物語『ラララ科學の子』(矢作 俊彦著、文藝春秋社刊)の著者は、団塊の世代の人かすぐその後くらいの人か??。

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コメント

この本を読みたくて書店に行きました。が、タイトルをすっかり忘れていて、別な本を買ってしまいました。(汗)『最悪』(文庫本)です。しゃれではありません。>まじで…。

団塊の世代…というのは、堺屋太一が命名したのだそうですねぇ。知らなかった。1947-1949年なんですね。いまや、その年代の方々が高齢層に突入しようとしていて、なおかつその方々のお子たちが、日本の働き手の中核をなすようになっていて、さらにそのお子たちが…。

ひたひたとよせてくる潮のように、日本の人口は減っていっていて、日本の人口ゼロ…などということもささやかれたりする時代になるなんて、ちょっと想像できませんでした。

投稿: あかん隊 | 2005.08.22 20:23

あかん隊さん、こんばんは。
ほんと、予想外のことが多いです(-_-;)。
いいこともあったんですけど、電気炊飯器、電気洗濯機、デジカメ、ワープロ、通信、インターネット等々、みんなできたとき出会ってるんですけどね(^^ゞ。奥付けの奥田さんの経歴に「最悪」でてますね(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2005.08.22 20:46

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