”祖国なき独立戦争”を楽しむために
扶桑社2005-06-10刊 鴻上尚史著 週間SPA!連載2003-9-30~2004-9-28号をまとめたもの。
ジョウージアのCMで踊る米倉涼子の話題から始まっている。終わりから3つめのネタには、来年11月、「ザ・ブルーハーツ」の歌だけをつかったミュージカルをやる。内容は、メジャーを目指したバンドのボーカルだけが、大手のレコード会社に引き抜かれ、残されたメンバーが、、、ってものだってのが出てました。(「リンダ、、、見た日に買った本にこんなのが載ってる、シンクロニティを感じてます(^^ゞ)
鴻上さんは、「ダディ、フライ、ダディ」に堤さんの上役だか、会社の人とかで出てました(^^ゞ
踊れる男優が少ないから、踊れたら収入になる、俳優志願者は、踊りが穴ですぜ、って業界ネタから、「ハルシオン・ディーズ」とミュージカル「天使は瞳をとじて」の合間に書かれたものが前半くらいかな。
音楽は、不幸なことを歌っていても、歌うこと自体がポジティブ、だからミュージカルは、暗い内容でも、エネルギーがあるんだ、ってのに、教えられました(^^ゞ
アメリカで、イラク人捕虜を虐待した軍人が処分されたが、軍人の妻が、TVで「夫は上司の身代わりになって処分された」と発言している。
これと、イラクで人質となった家族が「日本軍はイラクから撤退してほしいです」と発言したことに抗議が殺到したことを捕らえて、日本人は、「個人の側」にたつのではなく、「国側の人」にたちやすい、と発言している。近鉄劇場@大阪がなくなったことに、文化を創ってきたことを自覚していない会社経営陣に憤っている。
鴻上さんの硬軟入り混じった随筆ですが、本になると、読んでます(^^ゞ
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