容疑者室井慎次
室井が、釈放される前あたりから見てきました。君塚さんの監督・脚本の「MAKOTO」も面白くなかったし、どうしようかって迷ったんだけど、宣伝してるしってんで見てきました(^^ゞ。
結論、よくなかった。
なぜだろうと考えてました。事件の謎解きが、神のおつげのように、室井と関係のないところで、行われる。
警視庁vs警察庁の対立がわかりにくい(これは結局なんなのだ)(途中からみたおいらがいけませんm(__)m)。
室井の人物描写ーおい、こんなに純粋でいいのかいーが甘い。
最後の、室井の取調べ、ぜんぜん、リアリティがない(こんな取調べは、いけませんぜ。室井さん。弁護士の八嶋さん、任意の取り調べじゃないっすよ、これ。立ち会うってよりも、調べさせちゃだめですよ(^^ゞ。)
「真実が知りたいだけなんだ」って、庶民が言ってるのはいいんですけど、室井さん、権力=警察がいってはいけません。人権を守るために手続き守って得られる真実にしかないってのが、近代法の原則でして、これを崩すと、公安使って、加害者の親族に暴行を加えて自白さすって映画のとおりになっちゃいます。筧さん、真矢さんの協力が、こんな捜査方法で、しかも、これで、室井さんが職を守られるってが、なんともいけません^_^;
たぶん、警察のエリートではあるが、室井の人物ー寡黙、誠実、、ーその生き方と、彼を慕う人を描こうって意図なんだと思うけど。人物描写、古くありません?
鈴木宗男とともに行動してた佐藤優「国家の罠」じゃないけど、検察は、容疑者が認めなくとも事件にできる材料をもってから勾留する、道路公団の副総裁もそうだったし。もともと無理のある設定なんですよね。警視庁と警察庁も、OリンとアOヒとビール同士では喧嘩しても、お酒業界に対しては、一致団結なんだから、室井さん逮捕して、警察の信頼がなくなったら、内部争いどころじゃないだろうが、って、そこも目つむっても、最後も、公安が、親族殴って自白させ(おいおい、それはやってはいかんぞ^_^;)室井さんが助かるという最後までご都合主義のストリー。やっぱり脚本がいかんぞ、ってのが感想でした。
それと、なんか、相撲の塩まいてる時間のように退屈でした、ハイ。
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コメント
TBとコメントをありがとうございます。いつもすみません。
全体通して観ても、なんだかなー…だったのに、途中から観たのでは。。。
せっかく、鳴り物入りで前振りしていたのに残念です。
まあ、柳葉さんという役者さん自体、あまり好きじゃないので(爆)。
※業務連絡>携帯メールありがとうございました。TB処理しておきましたので、ご安心ください。(^^;)v
投稿: あかん隊 | 2005.08.29 09:03
あかん隊さん、おはようございます。
業務連絡すいませんでした。根がそそっかしいもんで(~~)。しかし、柳葉さん、高倉健さんみたいな役柄でいかれるんでしょうかね?。
投稿: 悠 | 2005.08.29 10:22