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2005.08.28

挑発する知

宮台真司×姜尚中対談 双風社 2003-11-15刊

9・11以降テロを許さないために、不自由さを忍ばなければならない、人々の監視が許される社会となっている。リベラリズム(自由主義)がネオリベラリズム(新自由主義)にとってかわった。犯罪には、刑罰を!、だが、いままでは、犯罪を犯した背景をなくすことも大切にしてきた。ネオ・リベラリズムは、「弱者を大切にするから、つけあがる。もう断固たる態度をとろうじゃないか」ってなものになってきた。日本でも「市中引き回しにしろ」という大臣がいましたな〜。

車の実験で、ボンネットが壊れたり、ナンバープレートをはずした車をほっておいても何も起こらなかったが、窓をわっておくと、バッテリー、タイヤをとっていかれる(こんな実験、よう思いつきますな、アメリカは。以前、刑務所を作って、刑務所に入る人と監視する人をアルバイトで雇い、じょじょに、入ってる人の権利を侵害してゆくってな心理学的実験もだいぶ前に読んだことがあります。ま〜日本ではねぇ〜(^^))この理論を応用して犯罪の取り締まりの強化も80年代から行われている。

アメリカで新聞社がテレビ会社を経営することはできず、テレビ会社が新聞社を経営したりできなくなってる。互いが互いを批判できるようなシステムになっている。これは、日本ではねぇ、テレビがあおれば、新聞もあおるから(^_^)

二人は、ECを参考に、東アジア共同体みたいなものを、考えてる。おいらは、北朝鮮が核兵器もたないようにしてほしいです(^^)。

ニコール・キッドマンが出てた「ドッグヴィル」って映画があるんだけど、(おいらは、「アメリカ民主政治」を書いたトクヴィルを連想した(^^))。

映画は、ギャングの一族から逃げて、村に迷い込んだニコールを、村人が、みんながニコールが働けるようにして保護するんだけど、そのうち、村人は、ニコールを民主的に迫害するほうに回り、結局はニコールを迎えにきた一族から皆殺しにされる物語だった。そうか、アメリカの民主主義がかわったのを、教えてくれてたのか(^^)

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コメント

こんばんは。
怖いですよ。こういうお話は。
豊かな国の影に貧しい国の犠牲があるのだろう、ということはうすうすわかっていても、貧しい国の住人じゃないとはっきりとはわからないこともたくさんあるけれど、そういう意味での「弱者」を利用してきて、それがうまく機能しなくなった時点で放り投げるようなことをしてきたからいけないのじゃないのか…彼らを追いつめる結果になっているのじゃないのか…追いつめられ、他の選択肢が見つからない状態で怒りに駆られた時、第一次大戦後の「ドイツ」、大戦前の「日本」のような状態が世界のどこかで「国」という単位ではなく、宗教や民俗、という単位、富める者とそうでない者という単位で、すっかり乖離し、二極分化した状態で起こりつつあるのではないか、と考えるわけです。

それには、「知識」「情報」といったものも介在していて、貧富の差は、固定化してきているように思います。

金持ちの子は、健康・学力・知識・情報を身につけ、そうではないレベルの者を支配し、利用する側に立つ。
貧しい子は、健康・学力・知識・情報…下手をすると愛情すら手に入れることは不可能になっていて、そうではないレベルの者に支配され、利用され、一生浮上することができない。

持つ者は、永遠に持ち続け、持たない者は、永遠に持つことができない社会、ひいては世界になっていっているような気がしてなりません。かといって、何ができるわけでもない、ごくごく平凡な一般市民の自分ではあります。>無力だ…。

投稿: あかん隊 | 2005.08.28 20:59

あかん隊さん、こんばんは。
「ネオ」のつくものって怖いですよね。でも、ホロコーストの反省から、こういうことが起きないようにってな思想が発展したものなんですって。
途上国の援助、弱者へ配慮した政治が必要なんでしょうが、これが抵抗勢力と呼ばれてるみたいで(でも、抵抗勢力の中には、利権屋ってイメージもあって)、むつかしいですね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.08.28 22:15

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