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2005.09.19

2005-9-19河村能舞台

河村隆司さんの「通小町」を観て来ました。河村さんはシテ@深草の少将 面は「河津」??。
「金剛宗家の宝物のひとつである「痩せ男」。室町の面打ち名人、越智という人の能面です。」(と、教えていただきました(^^ゞ)

少将は、元祖ストーカー、百夜通っても結ばれないんだから、現在のストーカーの君、通ってもむだなんだけど、女性にロマンを求めてはいけませぬ(^^ゞ。(あれどこかで教えていただいたんだ(^^ゞひとつかしこくなろう(笑))

河村師は、関西での能楽師の中で、演技派なんです(能は、もともと芝居なんだけど、この演劇であるってことを意識させてくれる能楽師さんって意味です(^^ゞ)

前半は、木の実拾いの老婆が出て、僧から名を問われ「小野とはいわじ、すすきおいたる市原野辺に住む姥ぞ」といって去る(小野の小町ってばればれやん(^^ゞ)

後半、僧の読経に、ろうたけた女性が、戒を受けたいってでてくるが、後を追ってきた少将は「二人で地獄にいるのさえ苦しいのに、小町一人救われて残されたらたまらん」「どっか行ってくれ」と僧にいう。

で百夜通いの苦しい場面が再現される。

雨の日も、雪の日も、笠に蓑姿で、小町の元にかよう、姿。
「夕暮れは」「月をまつらん、われをばまたじ」(月って思い人を暗喩するから、私をまってないで、他の誰かをまってんだろうってことかな)
「一人寝ならばつらからじ」(否定形だけど、「2人で寝てるんじゃないか」って妄想ですな、少将の)このあたりで、河村師、舞台にどっと座り込みます。ここまでは、妄執すごかった(^^ゞ

で、指おって、今宵が満願の百日目、、、河村師は、手を上げ親指、人差し指、、、薬指を折り、小指が残る、薬指をきっと折って、小指を伸ばす、このあたりから、すさまじさが、喜びに代わる(能の面白いのは、こんなとこなんです、この指折るだけど、うれしい、今夜は百夜だ、小町と、、、、)笠捨てて、蓑も脱いで、紫の藤袴、あーーいそがしやーーー(謡だけはこうなるんですけど、舞台の衣装は代わるわけではないですが、河村師、華やいで)

って、最後は、小町と少将が僧に礼を言ってさる。

やっぱり、河村師、凄惨ー喜び、この切り替え、うまいな~。

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コメント

記事を読んでいるうちに、舞台が目に浮かびました。やっぱり現役で現場に触れている方は、違うな>悠さん。
大学で「美学」だったこともあって「原典講読」の講義がありまして。『花伝書』を「原典」(あの筆文字の…暗号解読に近い)で講読する勉強したはずなのですが、ちっとも身に付いておりません。有名な「能」「狂言」など、悠さんの記事のように現代風な解説を勉強してから観賞できれば、すごく楽しめると思います。
ここだけの話ですが(笑)、友人から試写会に誘われて『蝉しぐれ』観てきました。劇中に「能」のシーンがあるんですよ。よく聞き取れなかったんですけど「あやめ」という言葉が入っていたように思います。「心の眼で見よ」といった場面と繋がっていたはずですが…。思い当たる作品はありますか? 映画用の創作かな? わかりませんです。

投稿: あかん隊 | 2005.09.21 01:31

■あかん隊さん、おはようさんです。
>『花伝書』を「原典」
でって、以前コメントに書いて下さってたので、「原典」?って思ってたんですが、筆文字ですか。。。。すごいですね(^^ゞ
『蝉しぐれ』の劇中「能」楽しみにしてます。うーん「あやめ」はわかんないです^_^;

投稿: 悠 | 2005.09.21 07:06

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