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2005.09.08

土の中の子供

平成17年度上半期、芥川賞受賞作(文芸春秋9月号掲載)

(物語) タクシー運転手をしている、私は、過去に養父から土に埋められるという虐待を受けて施設で育った。私は、暴走族にはむかってずたずたにされたり、信号を無視する車に捨て身で眼の前に立ち止まったりする。タクシー強盗にあい、ずたずたにされる。施設の人が、私をすてた父があいたいって告げにくるのを、拒否して、「自分は土から生まれた」んだ、と。

主人公が、タクシー強盗から殺されかかる場面で、うっすらと笑みを浮かべ「私は笑って死ぬのだ」「たとえ死んだとしても私の勝ちだ」と。この感じが主人公を変えてゆく。

ナチの収容所に送られた精神科医フランクルの「夜と霧」を思い出した。
笑いってどこか、強いられた状況を逃れることができる技術かもしれないと思う。
笑うことで、今のとらえかえしができるからじゃないかと思うんだけど。

って、こういうことを書きたいって思ってるんだけど、うまく、まとまらない(^^ゞ。
ドイツ人のユーモア、日本人のプレイボーイ(あれ、逆でしたっけ、ありそうもないものの例、独、英、仏は忘れてますけど)

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コメント

フランクルの「夜と霧」は、読んだことがあります。人間、気持ちや性格もあるでしょうけど、逆境においてもタフでいられるものなんだと感じた記憶が残っています。

わかる気がします。>死んだとしても私の勝ち
すごく、いい気分。こういうシチュエーション。カタルシスだとすら思えます。

不幸なことを笑って話せる(自嘲的にではなく)ことができれば、それを乗り越えることができる…。自分は、そう思っています。
事実、そうしてきました。…って、それほど不幸だったとは、言えないのですけど(汗)。

「笑い事じゃないだろ!」
「怒って、どうにかなること? 笑うしかないじゃない」
って展開もよくありますけど。。。(これ、違いますね、多分。)

投稿: あかん隊 | 2005.09.09 00:16

あかん隊さん、あはようございます。
「はなす」ってのは、「離す」で、「ある」ことが、自分のところを離れてゆく、人に「はなす」ことで悩みは解決するんだって思ってんです(^^ゞ。
「笑うしかない状況」で、笑えないときありますもんね^_^;

投稿: 悠 | 2005.09.09 07:22

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