邦画@最近の映画
おもしろかったのが、「運命じゃない人」「亀は意外と速く泳ぐ」「リンダリンダ」。
おもしろくなかったのが、「容疑者室井慎次」「亡国のイージス」。
「運命じゃない人」「亀」「リンダ」にかかれているのは、普通の日常だけど、それぞれがちがっており、同じ人はいない、そのかけがえのなさを大切にしている映画だと思う。脚本がよくできている。
「運命」は、ささやかな主人公の幸せ=女性に電話番号を聞いてつきあいがはじまる=が、分刻みの友人の探偵の努力によってなりたっている。「亀」は、スパイ、普通じゃないひとが、わざと普通の生活を送っている、回りをみまわしてごらん、と。「リンダ」は、ささやかな幸せ=文化祭りでの演奏=のために、努力をかさねるというもの。
いずれも、普通の「かけがえのなさ」みたいなものとテーマとしている。普通のかけがえのなさがなくなりそうって前兆ではなく、そういうことを考える「成熟さ」ができてきたんだと理解したい。
容疑者室井慎次は、脚本のまずさがあってリアリティにかける。
(リアリティってのは、「ダニー・ザ・ドッグ」の場合、ありえない設定だけど、そういう事態があったとしたら、その後おこることは理解できるってのがリアリティだと思ってんだけど。「容疑者。。」は、室井さんが逮捕された後、おこる話にリアリティが感じられない)
「亡国のイージス」事件を起こす寺尾聡が無口なんですわ。「容疑者」も室井さんが無口なんですわ。「容疑者」の監督の前作品「MAKOTO」もまことさん、無口なんですわ。仕事に一生懸命で、語りたいことがあるのに、家では話さない、家族にも理解されない、これって、もう過去になりかけた男性像じゃないんやろうか。「フライ・ダディ・フライ」のお父さんは、これから脱皮しようとしているところがいい。
と気になった作品の感想をまとめて、これからNANA見に行きます(^^)。
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