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2005.10.02

エレニの旅~その3

エレニは、夫、息子の遺体をいずれも、埋葬することがかなわない、これって、「アンティゴネー」の国だから、この物語は、きっと、日本での桃太郎物語と同じくらい知られてるはずだ。「アンティゴネー」は、オイディプースの子供らの悲劇、王の命令=兄の遺体を埋葬してはならぬ、が引き起こす悲劇なんだけど(オイディプースさん、目をつぶす前に子供つくってたのね(^^ゞ)。

そういうと、ロシアから逃げてきたエレニに付き従う黒子集団、イカダで、義父の葬式をする場面で、つき従う、小船にのった黒子集団がコロスみたいに見えてくるから不思議(って、おいらだけの感想)。

ナチス占領下、処刑されたゲリラの死体に土をかけようとして捉えられた少女が尋問で答えていったーー「兄なのです、それ以上になにがいりましょう」

夫、子供の遺体に、土をかけることもかなわないエレニ。救済のない、ギリシャ悲劇みたい。

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コメント

そうか、やっとわかった。
どうもあの埋葬されない遺体が、
奇妙に見えてしょうがなかったんだよね!
トラックバックさせていただきましたので、
よろしく。

投稿: イソップ | 2005.11.05 02:29

■イソップさん、はじめまして。
与太話につきあっていただいてありがとうございます。急に自分の書いたこと、ほんとか?って心配になってきてます。汗。

投稿: 悠 | 2005.11.05 08:12

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» 「エレニの旅」 [イソップ通信]
98年に「永遠と一日」で、 カンヌ映画祭パルムドール大賞を受賞した、 テオ・アンゲロプロス監督の新作映画だ。 およそ3時間近い大作だと知らずに見たけど、 映像は美しいし、それほど長いとは感じなかった。 ただし、カメラワークがスローに動き続ける、 独特のカットが僕には終始落ち着かない気がしたし、 一つ一つのシーンをあまりにも長々と撮すので、 見ているときに多少のいらだたしさを感じた。 それでいて、見るのをやめたいとは思わずに、 主人公エレニの寄る辺ない人生を最後まで見続けた..... [続きを読む]

受信: 2005.11.05 02:27

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