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2005.10.02

蝉しぐれ

渡辺えり子さん、こんな役ひきうけるか〜ってな役でおでましだし、三谷昇さん、これは、わかるはなぁ〜って役だったし、仕舞(まー能の舞だけ独立したもの)には、「杜若(かきつばた)」のキリ(能の終わりの部分だからキリっていうんですわ)。
これは、業平が、皇后となった高子をしのんで歌ったのが「かきつばた」の和歌なのだから、文四郎には、ぴったりなんだけど、ここでつかうか〜と。

監督さんのあそびこころでしょうね(^^)

成人になってから、文四郎が初めて「ふく」と呼び、そのときの木村佳乃さんの顔の表情見て下さいね。そのまま、で、「ふく」の表情になる。この場面に二人の人生が凝縮されてます。

背中姿のうつくしい、座るすがたのうつくしい人々、これがおいらたちの先祖だと、思いださせてくれる映画です。サラリーマンが、上司と運命をともにしなければならない、不幸が描かれてはいますが。

最近、刀で人をきった後、血のりをふかず、鞘におさめる場面を舞台、映画でみてるので、何本も、刀をたてて、戦うってのがリアルでした。

でてくるお城は、彦根城。水郷は、たぶん、近江八幡。滋賀県のロケしてたんだ。と、後からきがついてます。

杜若キリの部分は、「色はいずれ、にたりやにたり。かきつばた、花しょうぶ。こづえに鳴くは、蝉の唐ころもの、そで白妙の卯の花の雲の、夜も白々とあけくる、、、」でした。(丁寧に、「蝉」まではいってますし(^^;))

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コメント

ありがとうございます。嬉しい! あの「舞」がおわかりになる方に、説明していただきたかったんです。
タイミング的には、疑問ありますね。>内容がわかると。
試写会は、イイノホールで、スクリーンまでの距離が遠かったため、臨場感に欠けたので、近隣の劇場でもう一度確認してくるつもりです。>再度観賞後、記事アップしますので、そのときTBいただきに参上いたします。

彦根は、すてきなところがたくさんありそうですね。

投稿: あかん隊 | 2005.10.02 17:48

もう行かれましたか?
今年は、滋賀関連映画多いですねえ~!
なんか誘致活動でもしているのかしら???
彦根城はこぢんまりしていて良いですね。
美味しいものも多いですよ、あかん隊さま。
近江八幡の水郷巡りもいいですし・・・。
いえ、滋賀観光協会の回し者ではありません
(汗)

投稿: RIN | 2005.10.02 20:12

■あかん隊さん、コメントありがとうございます。
その後、「花もさとりの」(ここまで、謡ってたかな、、??)なんてとこまでだと、かろうじてあうかなって感じですかね(^^ゞ
(かくし味ってなのがあるんでしょうね。笑。)

藤澤さん、随筆で@ふるさと巡る六部は、で、ふくって名前で一気に書き上げたって書かれてるの、この物語だったんですね。(少女の物語だったんだけど、男の物語になったって書かれてました)。

投稿: 悠 | 2005.10.02 21:22

■RINさん、こんばんは。
湖東三山の西明寺が出てました。たぶん、長い階段がつづく、お堂の前で、むしろに座ってる人たちのところがそうだと思うんですけど。
滋賀県、ほんと、おおいですね。この間、「がんばりまっしょい」@TVが瀬田でロケしてましたし、、、、。

投稿: 悠 | 2005.10.02 21:25

これは ぜ~~~ったい見ないっ!
美しい思い出だけにしとくんだもん。(どんなん?)
友達の知り合いがこの映画に関わってて、文ちゃんの創り込みに不満があるって話を聞いたら、よけいにアウチになっちゃいました。
ははは、ちょっと言ってみただけ。m(_ _)m
きょうはプチ旅行してきたから ちょっとテンションが高いっす!爆
滋賀は綺麗だよね~、何年か経ったら行けるかも・・・ちょっと期待しつつ。(^^;

投稿: pちゃん | 2005.10.02 23:42

■pちゃん、おはようさん。
映画よりも、っていうんでしょう、きっと(笑)。でもねぇ、水野真紀より、木村佳乃ですよ、「ふく」は(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.10.03 06:52

こんにちは。
TBさせて頂きました。
謡が少し出てきたので「悠さんならお分かりになる?」って思っていましたが、やはりこうして解説して頂くとうれしいです。
いろいろ知っていた方が映画は何倍も楽しめますよね。
こういう良質の時代劇を作り続けていってほしいです。

彦根・・・今の私には最重要キーワードだったりします(笑)

投稿: ミチ | 2005.10.03 09:05

■ミチさん、こんにちは。
かの方、まだ、おいでですかね。って、だいぶ前に聞いたのでもうおいでにはならんだろうと、書き込んだのですが(^^)
いい映画は、ワキもいいですよね。加藤さん、柄本さん、田村さん、麿さん、。。。。

投稿: 悠 | 2005.10.03 18:57

なかなか二回目に行けなくて…。どうなるかわからなくなったので、とりあえず公開されているのだから…と記事アップしてみました。(笑)

投稿: あかん隊 | 2005.10.05 02:09

初めまして!TBさせていただきます。
いろいろご存知なので、感心してしまいました。
しかし、あの「舞」にそんな意味が込められていたとは。
何かあるんだろうとは思っていましたが・・・・・・。
しかし、スイマセン。
何じゃあれ~、別にいらんだろうと思ってしまったワタクシ(汗)。

映画全体の出来は、ほぼ満足しています。

投稿: snowflower_001 | 2005.10.05 23:26

■snowflower_001さん、はじめまして。ようこそおいでいただきました。
舞の部分、「構えは、舞のようだ」とかなんとか書いてあるんだろうと思うのですが、映像化するときに、本当に舞いにしてしまったってかんじですかね^_^;
謡だけで、ここが、能の舞ってことがわからない、舞だけでも、能ってわからない、しょうがないなぁ、ええぃサービスじゃ、面をつけて、これでどうじゃ~って感じですかね^_^;

投稿: 悠 | 2005.10.08 08:48

悠さん、さすが!
お能の事は知らなかったんですが、
杜若って、成る程そう言う意味があるのですね!
映画を見て、金曜時代劇のテレビ版を見てみたくなりました。再放送して欲しい・・・

投稿: maki | 2005.10.09 17:47

■makiさん、こんばんは。
でも、あの場面、「剣が舞のようだ」ってのを、ホントに舞うのって感じでした(笑)。(って原作よんでからわかったのですが)。舞なら、在原の業平ってとこでしょうかね。業平ものって狂言にもあるんですけど、これは、萬斎、元弥とかの美形狂言師でみたいです(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.10.09 21:44

悠さん、さすが詳しいですね~
色々お話が聞けて楽しいです。
元弥より萬斎見てみたいです。

原作は読んでないけど、確かに”え!?舞うんだ”って思いましたね(笑)

投稿: | 2005.10.09 23:48

■ あれ、あれ?コメントありがとうございます。
元弥さん、どうしてるんでしょうね。狂言を、若い女性ファンが観に来るようになったのは、彼の功績だと思ってるんで、はやくもどってきてほしいんですけど(^^ゞ
滋賀県の老蘇(おいそ)にあるささき神社に、よく奉納狂言に行ってはるみたいですけど。和泉流の先祖が、「ささき」ってんで。

投稿: 悠 | 2005.10.10 04:49

初めまして!
昨日は拙ブログへのトラバありがとうございました。
先に、こちらへのレスで失礼します。
TVでCMが流れた時、「文四郎さま…」というセリフにドキッとしました。
私の中で、このセリフは「若き日の唄は忘れじ」というインプットなので。
電車の中でポスターを見て、主演お二人の姿に“見たい!”と思いました。
既に上演されているんですね。
10月は芝居三昧なので、気付いたら終わっていたということがないよう、日程を確保したいと思います。
p(^^)q

投稿: midori | 2005.10.14 10:24

midoriさん、はじめまして。
映画、演劇、歌舞伎、能・狂言なんでもで、いいとこどりで見てますので、また、よろしくです(^^)

投稿: 悠 | 2005.10.14 14:52

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