少年の「ヰタ・セクスアリス」??
とも読めないこともない、映画、ドア・イン・ザ・フロア、ようわかりませんでした。ただ、夫が語る惨劇のすごさ、こんなのに耐えられるだろうか、って思う。「欲望という名の電車」で、ブランチがかたる婚約者の自殺の話に匹敵するかな。
この惨劇をかかえ、夫は、浮気をくりかえし、女に殺されかかったり、女にもててたりする、ガウン姿で酒を飲んでいる、ただの飲んだくれにみえる(が、実は、有名な児童文学者)。
妻は、夫がアルバイトに雇った少年とセックスし、しだいにあかるさをとりもどしてゆく。
夫は、少年と妻のことを知り、競技で、勝ち負けをきそったりする。
どこにも、感動はありませんが、官能はちょっぴりあります、笑いの場面はありますが、泣かせる場面はきっとすくない。
「板の下は地獄」っていうより、「ドア・イン・ザ・フロア」って方がおしゃれですが、ドアのうちもそとも、惨劇は、床の上でも、床の下でもおこってるよ、って、内心の目でながめれば、ドアの内外はかわんないよ、って言ってる気がするって、神は細部に宿る、その細部の方が重要です、そのときどきの行動を選んだり、行動がつぎの行為を引き起こしてゆく、その連鎖。
その後の登場人物が気になりますねってんで、パンフ買ってみましたが、さらに、??の部分があるので、小説(下)を買って確かめました(10分でわかる物語(^^ゞ)。
小説の最後は、「ただのエディとママじゃない」。
海辺の別荘ってな舞台じゃなきゃ、ちょっと、成り立ち得ない物語なんで、日本に置き換えると、ちょっと想像できない(笑)。
と、書いて、やっぱり、よくわからない映画でした。
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