« 「紅葉会」狂言会@11月13日 | トップページ | ヴェニスの商人〜2@映画 »

2005.11.01

「教室を路地に」

唐十郎/室井尚 岩波書店 2005-9-27

幸せな時代だった、演劇をみてると、ちょうど、そのときの時代の気分というか、おいらたちの気分とぴったりだった。今は、うろ覚えにたどってみると、京都 @糺すの森に出現した赤テントの中で詰められて、根津甚八演ずるヒロインが長い台詞のあと、矢の先には火が燃えている矢をつがえると、テントの後方が開 き、そのまま、矢がやみに飛んでゆく。ってなシーンは覚えている。

京都@岩倉にあった映画館だと思うんだけど、佐藤信@黒テントの芝居。俳優座でも、「狂人なおもて往生をとぐ」@清水邦夫、原田芳雄が主演だった。文学座でも宮本研「美しきもの伝説」ってをやってた。

演劇って、そういうものだと思ってた。その後、福田善之作「真田風雲録」@古谷一行、再演か再々演を見たが、あれ、ちがうって感じたことがあった。(福田さんのこの芝居 は、ウンパッパ、ウンパッパ、やりたいことをやるんだ♪ってな歌がはいる和製ミュージック、井上ひさし、がこれを見て劇作家になるのを一時やめたことがあ るってのをどこかで書いてます)
作品は、見たときより、10年前にできてて、やっぱり、10年前の作品と思った記憶が。一人猿飛佐助だけが生き残り、ふっと、独白が続くのだけれど、あ、これは、個人の力量をもった時代の言葉で、おいらたちのように、石のかたまりみたいな集団でってのとちがうとおもったのかな。

なんで、芝居みにいってたか、ときどき、思い出したように観てた気が??、あまり記憶がないんです。たしか、学校でて一生のうちで、唯一、勤め人してた後は、ぷー太郎してたりしてるから、、、。観にいく余裕もなかったし??

このころ、シェイクスピアとか、歌舞伎とか、能とか見たいとかぜんぜん思わなかった。

唐さんが国立大の教授になり、蜷川さんが大学学長になったことを、とやかくいうやからには、「へん、じゃ、なってみな、」と思ってた。

唐さんの芝居、あの時代以降観てないんだけど、一度TV@「北の国から」で、漁師の親方ってな役ででてきて、海での戦いをひとり語りする場面があって、唐さん、健在ってうれしかった。この本も唐さん、健在です。

|

« 「紅葉会」狂言会@11月13日 | トップページ | ヴェニスの商人〜2@映画 »

コメント

唐さんのお芝居は2回しか見たことがないのですけど、
あの役者と観客の熱さといい、反骨精神といい
江戸時代の歌舞伎はきっとこんな雰囲気だったのかなぁ、と感じました。
そう、芝居の「原点」という気がします。

『北の国』からのトド親父は強烈すぎて笑いました。
テレビに出ちゃいけないでしょ~あの人は(笑)。

投稿: snowflower_001 | 2005.11.02 00:34

☆snowflower_001さん、こんにちは。
トド親父、あそこだけ、舞台みたいな演技でしたね(笑)。
あの時代見た舞台がこんがらがってて、時系列まちがってるかもしれません。オンシアター自由劇場、ブレヒト劇は、田舎の子には、都会の子の芝居に見えてました(笑)。

投稿: 悠 | 2005.11.02 14:50

おはようございます。
唐十郎氏の出演する映画が、公開予定です。
『ガラスの使徒(つかい)』
監督:金 守珍
原作・脚本 唐十郎
第10回 釜山国際映画祭 正式招待作品
だそうです。
出演は、佐藤めぐみ、稲荷卓央、唐十郎、山田純大、余貴美子、六平直政、中島みゆき、石橋蓮司、佐野司郎、原田芳雄

ちょちょっと、気になる役者さんが、揃っているので観たいな、と。東京でも「東京都写真美術館ホール」(恵比寿)での公開なので、毛色が変わっていることは確かでしょう。

投稿: あかん隊 | 2005.11.03 07:48

■あかん隊さん、こんばんは。
本の巻末の唐さんの年譜に2006 「ガラスの使徒」ってありましたが、出演者はでてませんでした。出演者がすごいですね。佐藤さんはしりませんが、みなさん舞台俳優(みゆきさんも「夜会」って舞台やってますので、一応(^^ゞ)。むさかさんは、「わらう伊右衛門」以来かな。この間、義経@TVにでてるって新聞でよみましたが(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.11.03 19:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/6828586

この記事へのトラックバック一覧です: 「教室を路地に」:

« 「紅葉会」狂言会@11月13日 | トップページ | ヴェニスの商人〜2@映画 »