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2005.11.10

国家の自縛@佐藤優 

産経新聞社 2005-9-30
この人に最近注目してます。

キリスト教の「汝の敵を愛せよ」ってのは、「敵を憎む」ことによって、敵を客観的に分析する眼がくもる、これに対する警句として読めとか。うーん、そうだっの。

鈴木宗男とともに逮捕され有罪判決を受け控訴中であるが、かれの外交に対する熱い思いがつたわってくる。

ネオコンは、「民主社会においても政治はエリートによって支配されるべきである」という思想に支えられているとか。ネオコンに対決する公平分配は、田中角栄とか、鈴木宗男とかがになってきたのだとか。現実・思想を分析して、自分の使える、喧嘩の武器につかえるようにしているので、わかりやすい。
(これと、対称的なのが、「日本映画はアメリカでどう観られてきたか」ってな題名の文庫、何回読んでもよくわからなかった(T_T))

「デルスウザーラ」には、シベリアの少数民族が中国人によって殺されてゆくシーンがでてくるが、これは、ロシア人が、中国人に対し不気味な連中だと考えている大衆の意識が反映されているとか。

「きれいなタカ」か「きたないハトか」は、佐高信もいっていたが、清潔だけど戦争を推進する政治家がいいのか、ダーティだけど、戦争をおしすすめない政治家がいいのか、きれいな、醜いユダヤ人ってので虐殺したヒトラーの例もあるし。

佐藤さんが、外務省で若い連中の教育につかったというのに「太平記」がある。この本、「平家物語」をパロッた物語みたいだなと、私、思っていたことがあって、ほんと、平家物語よむより、この本をとおもうのだけど、太平記の紹介は、また、べつに。

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コメント

こんばんは。
>敵を客観的に分析する眼がくもる、これに対する警句

いやー、目から鱗です。知らなかった。。。
どれだけ「冷静」というか、「冷酷」というか。
究極の「利己主義」とも受け取れそうな…。

ちなみに「ami」というと、フランス語の語彙からすれば「友達」。語幹からみれば、英語でも「amiable」(好意的な)になる語。だけど、これが変化して「enemy」になった…というようなことをどこかで読んだか聞いたかしたような気がしてます。

日本だと「敵に塩を送る」ような「情」が、ゆらゆらとあったけど、欧米ではどうだったのかな? 日本が島国だったことで、陸続きの国境がなかったことも国際的にみれば「特異」なことだったかも。>ある日突然、国境が破られ、異民族の「大量殺戮」の被害者になる…ということは、なかったと思いますしねぇ。

>「きれいなタカ」か「きたないハトか」
どっちも嫌な場合には、どうしましょう。(爆)

投稿: あかん隊 | 2005.11.11 00:53

■あかん隊さん、おはようさん。
「ami」から「enemy」なんですね。
日本って、国の中で、外国と戦争したことがないんじゃないですか(爆弾、核おとされたことはあるけど)。そういやぁ、アメリカも国で、外国と戦ったことないんですよね(独立戦争くらいか?)

「きたないタカ」ははずすでしょ、あと、「きれいなハト」しかないんですが、これが、政治家としては、力つよければ、いいのですが(笑)

投稿: 悠 | 2005.11.11 07:05

ども。再々お邪魔です。
アメリカが、国内で外国と闘ったのは、唯一「第二次世界大戦の真珠湾(ハワイ)」で、日本と! なんですねぇ。そう考えると、日本って…。(汗)

投稿: あかん隊 | 2005.11.11 13:01

途中で送信しちゃいました。すみません。
日本もありますよ。終戦間際の「沖縄」。奇襲ではなかったでしょうけど。

投稿: あかん隊 | 2005.11.11 13:04

□あかん隊さん、こんばんは。
沖縄とハワイ、うーん周辺が狙われやすいのですよね。昔、日本は、アメリカ相手に戦争したんだぞ!!って、言ってもいまじゃ、信じてもらえないかもですね(笑)

投稿: 悠 | 2005.11.11 17:13

>これは、ロシア人が、中国人に対し不気味な連中だと考えている大衆の意識が反映されているとか。

この映画には中国人の猟師(弟に自分の妻を寝取られた)も出てきて、彼に対してはとても同情的に描かれてたりするのですが・・・

中国人を不気味だと思っているのはロシア人ではなく、この本の作者でしょう。

投稿: 1号 | 2007.01.27 22:48

■1号さん、こんにちは。
コメントありがとう。
>中国人を不気味だと思っているのはロシア人ではなく、この本の作者でしょう。
映画はみてないので、わからないのですが、中国人の猟師は、同情的に描かれているのですね。
ロシアの大衆の意識っても、そういえば、ひとくくりにできませんよね(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2007.01.28 12:02

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官僚の無責任=不作為責任、不祥事、民間でもJR西日本、朝日新聞社、NHK、大銀行・・いろんなところで”信じられないような”不祥事=犯罪が起き続けている。ほとんどトップの企業統治がなってないと言うところに原因がある。俺は言ったものだ。「トップのやり方が悪ければなぜ中間管理者は、それを咎めないのだろうか?それが大臣・社長の部下たるもの・自分の部下を率いる長たるものの責任じゃないのか. トップにならなければきちんと出来ないなんていってたら結局最後まで何も出来ないことになるじゃないか」と。多くの人が言った... [続きを読む]

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