« あわただしい12月 | トップページ | 熱狂・猥雑・ノスタルジー(その1) »

2005.12.04

熱狂・猥雑・ノスタルジー(その2)

映画でおもしろかったのが、

「姑獲鳥の夏」
「運命じゃない人」

「姑獲鳥」は、最初の堤真一扮する京極堂の独白がよかった。
推理小説は、ある「事実」(トリック)が解けない、これを解こうとする物語である。この「事実」をいかにつくりだすかが勝負だ。ところが、「姑獲鳥」は、自分の「脳にうつった、解けない事実」(脳にしかけたトリック)を「脳」が解いて行く物語だ。この独白で、あーー、あたらしい、推理小説だと思った。
(ちなみに、おいら推理小説ファンではありませんが)。

「運命」は、それぞれの数時間(朝のシーンがあったけど、それをのぞくと数時間のはず??>あやしい(笑))をカットわりで、挿入し、つづけるという、知的な脚本であった。

どちらも、要求されているのは、「だまされた脳」を読み解く「脳」(「姑獲鳥」)、それぞれの時間をきっちりはめ込む「脳」(「運命」)がテーマだ(強引に)。

「三丁目の夕日」も熱狂の時代を描くものだ。戦後の私たちからみれば、親が必死だった時代、(その1)に書いた「天保」「将門」は、叛乱の熱狂の時代。どちらも、団塊の世代にとっての過去の熱狂、少年時、青年時の時代の記憶を呼び起こすものだと思う。

今、時代の中で、読み解く「脳」が要請されているんだって、強引に結論つけておく。

|

« あわただしい12月 | トップページ | 熱狂・猥雑・ノスタルジー(その1) »

コメント

京極堂ファンなので姑獲鳥は楽しんで見ました^^
私は今年のベスト3は、今のところ
1. パッチギ!
2. 蝉しぐれ
3. ブリジット・ジョーンズ

「運命じゃない人」は見そびれちゃいました^^;

投稿: maki | 2005.12.04 21:22

■こんばんは、makiさん。
>パッチギ!
も昭和40年代後半をあつかってましたよね。みました、みました。イムジン川水清く♪。
なんか、昭和30年代、40年代、の回顧物がおおかったような気がするんですが、映画も芝居も。おいらが、それらに吸い寄せられてるだけかもしれませんが(笑)
蝉しぐれもよかったですね。
今年の回顧は、また、年末年始に書きます(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005.12.04 22:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/7452177

この記事へのトラックバック一覧です: 熱狂・猥雑・ノスタルジー(その2):

» 姑獲鳥の夏 [日進月歩]
これの京極堂BOXというのを予約していたことをすっかり忘れていました。。。 姑獲鳥の夏 京極堂BOX [完全予約限定生産] 値引きしても8400円と少々高いのですが、色々付いてくるので楽しみです。 楽しみなら忘れるなって。。。 もとは京極夏彦さんの小説なのです....... [続きを読む]

受信: 2005.12.04 18:37

« あわただしい12月 | トップページ | 熱狂・猥雑・ノスタルジー(その1) »