ソーホーのマルクス
こぶし書房 ハワード・ジン 竹内真澄訳、岩淵達治監修。岩淵さんは、ブレヒト戯曲全集の訳者だ。
「戯曲」ですが、一人芝居。
ロンドンのソーホーに住んでいたマスクスが、200年ニューヨークのソーホーへ、アジテーションをしてはならないと約束させられてよみがえる。
「支援してくれるガンディは断食してくれたし、釈迦は南無阿弥陀仏と祈ってくれた」
イェニーとの夫婦生活、娘のこと、バクニーンとの討論、一瞬のパリコミューンの栄光を物語る。
アメリカのGNPは、7兆ドル、500人にみたぬ人に、2兆ドルが集中している世に、なぜ、マスクスが死んだ!といわれなければならぬのかと、怒る。
A6で、80ページだから、上演時間がかいてないが、60分くらいだろうか。ときどきビールを飲みながらのひとり語り。観客はのべ83回笑った(訳者は、芝居見て数えたみたいです(笑))。
この芝居、日本では、上演されないよな~(T_T)。きっと。サヨからは不真面目って言われるし、ウヨは、こんなの問題にしないし。(ウヨ、サヨ、最近の言葉みたい(^^ゞ)
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