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2006.01.01

「覇王別姫」@DVD

京劇の芸道修行記としてみればすごい、今、日本で、こんなに小さいうちから稽古してるとこなんて、もう、ないよ、きっと。明治時代の能楽の稽古なんて、下着一枚で稽古つけられた、河原で、謡わされたってのがでてくるけど、今は、家元でもないよ(^^ゞ。

能(猿楽の能、能楽は明治できた言葉)は、中国からわたってきた散楽を母とするけど、きっと、猿楽ってあるから猿回しの猿に芸を教えるように教えたって思うけど(ウソです(^^ゞ)。

女方を演じることになる小豆の少年時代のうつくしさ、日本でいえば、玉三郎かな。こんなに、小僧を抱えて訓練してるんだからすごい。こういう型で、武士とチンピラを演じわけるってのは、アジアの劇の特質。西洋風リアルな演劇ではないけど。

京劇の「覇王別姫」の項羽と虞美人を演じる二人に襲いかかる、日中戦争、国民党の敗退、共産党の天下、さらに、文化大革命。中国の文化大革命の悲惨さ、最近でこそ、悲惨だってのが認識されてるけど、日本では、これを賞賛してた新聞、知識人がいるんだ、しっかり、おぼえてるぜ。

コン・リー、山口百恵が世知長けた大人の役やったらこんなのかな~って雰囲気があります。娼妓から、石頭(項羽演じる主人公)の妻になり、夫と、こどもを産み育てる生活をのぞんでいるが、結局は死ぬことになる。文化大革命で、小豆と、石頭が自己批判をせまられ、ついでに、コン・リーの批判をする、、、この自己批判のあと、虞美人の美しかったメークがはげた小豆に、何かいいたげに、でも、言わない、でも何か伝えようと、もう一度小豆をみる顔が、ほんと切ない。

中国って、すごい国だよな、京劇の訓練もだし、共産党革命、文化大革命の愚かしさ、きっと、明治の廃仏毀釈に取り付かれた日本人もきっと、同じことしてたんじゃないかって思うけど、規模がちがうよな~とへんなところで感心してます(笑)

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コメント

悠さん・・
あけまして、おめでとうございますm(__)m
去年は色々とありがとうございましたm(__)m
今年もめちゃ!!宜しくでございます!!

悠さん・・この映画好きで好きで・・(笑)
もう何回観たか分かりません。。(爆)
レスリーの嫉妬がたまらなく切ないですね。。
あと、レスリーがアヘンを絶つ時に「お母さん・・寒い」っていうシーンが大好きなんですよね。。そしてコンリーの涙・・。
あ~・・いい映画やぁ(T_T)

投稿: はむきち | 2006.01.01 04:07

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。

お借りしているDVD、もう少し猶予をお願いします。すみません。

この映画も、ずっと気になっています。未見です。ところどころシーンの記憶があるのは、おそらく予告編を観たのでしょう。
『単騎、千里を走る』は、すばらしい映画のようです。是非とも!

投稿: あかん隊 | 2006.01.01 17:13

■あめでとうさん!はむきちさん。
そうなんですか、何回も。でも、観るたびにちがうことを感じさせてくれる、そんな映画ですよね。コン・リーは、石頭を小豆から、はなそうとしますよね。でも、コン・リーは、小豆を一番理解してるって気がしました。

投稿: 悠 | 2006.01.01 21:51

■あかん隊さん、おめでとうございます。
これ、おもしろいですよ。中国って、なんかすごい国(いい、悪い、好き、嫌いも含めて)だよね、って気がしますよ。きっと、この映画をみれば(^^ゞ
DVDは、ぜんぜん、気にしてませんので、いつでも、よろしいですよ。

投稿: 悠 | 2006.01.01 21:53

>悠さま
とみです。
すばらしく美しい映画でした。レスリーもこの世におわしません。切ないです。

投稿: とみ | 2006.01.01 23:50

あけましておめでとうございます!
「覇王別姫」は、中国映画に本格的に目覚めることになった記念すべき作品です★
でも、上映権が切れちゃったので、映画館で観ることは、もうかなり難しいかと・・・。
京劇シーンとか、やっぱり映画館だと迫力あるんですけどねえ・・・。残念です。
コン・リーは、ホントに「オンナ」を上手く演じる女優さんです。
オンナの強さ、切なさみたいなのを、この作品でもホント上手く演技してますね。
強哀しい役をやらせたら、右に出るものはいませんね。
レスリーを失ったのは、ホント中華映画界の大きな損失です(涙)
なんか、正月らしくない話になりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: RIN | 2006.01.02 11:48

■とみさん、RINさん、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
>とみさん
レスリーは「ブエノスアイレス」@DVDでみました。なくなられたこと、コメントで知りました。
>RINさん
京劇シーンすごかったですね。背丈より、飛んで、舞台におちる端役の役者さんもすごい。狂言なんか、舞台でトンボ切れる人いるやろうか、心配^_^;
項羽が虞美人を迎えにいくところ「7歩歩くんだけど、なぜか」@袁先生の言葉聞いて、歩く歩数まで、決まっている能を思い出しましたよ(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006.01.02 22:16

「初恋のきた道」に「きのこ餃子レシピ」リンクつき記事、TBしておきました。
チャン・イーモウ監督の解説欄にリンクがあります。
「覇王別姫」の京劇の舞台、4回ほど観ましたよ。ホントにトンボ切ります。
軽業専門、歌&舞専門、歌&見得きり(?)専門、と分れてますね。
でも、文化大革命で、いったん伝統が途切れたので、女形が今はいなくなってます。
ひとり、日本へ留学していた人が女役の声を出せるということで、久々の女形に挑戦してらっしゃいますが、やっぱり元々京劇出身者じゃないので、動きは悪いです。
まあ、あれだけデカイ国ですから、いろいろあるんでしょうが、文化大革命はホントもったいないことをしましたね・・・。

投稿: RIN | 2006.01.02 23:20

■こんばんは、RINさん
レシピのTBありがとうさんです。
文化大革命ってのも、むごいですね、京劇に加えたことをみると。文化の虐殺ってな感じで(T_T)。

投稿: 悠 | 2006.01.02 23:47

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