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2006.02.19

「辺境・近境」@村上春樹

2000・6 新潮文庫 単行本は1998刊

「ねじまき鳥クロニカル」を読んでたら、ノモンハンのことがでてた。この本でもノモンハンの旅行記があるので、そこだけ読んだ。

ノモンハン、わずか4ヶ月程度の戦闘(1939年夏)。日本軍は徒歩で、230キロメートルを歩いて国境に到着する(輸送する車がなかった!!)。徹底した補給ルートを構築して(鉄道まで敷いて)戦闘に望んだソ連。このことを反省せずに同じ事を中国、その他で繰り広げた日本。

村上は、いまの日本にも、このような、暴力的な根っこは、いまも、日常のなかにかくれているのではないか、とおそれている。
日常の中に存在する戦争の芽をさがそうとする作家のようだ。

別の本で、丸谷才一さんを論じていて、丸谷さんが、毎回小説では、老医師になったり、徴兵忌避の青年、焼き肉屋の主人になりきってる、これは、イッセー尾形の「なりきり芸」に似てるって、書いてて、あ、村上さんも、イッセーさんをみてるのでと、うれしくなった。

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