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2006.02.02

国語元年と日本語

舞婁多須「ヤオレ人々静まり給え」(坪内逍遥 1884訳)
ブルータス「済むまで静粛にして下さい」(坪内逍遥 1934訳)
同じところを同じ人が訳したとは思えない(^^ゞ。

まさしく、明治の時代、国語をつくる、国語元年@井上ひさしの時代があったのですね。

日本語は、書き方・使い方を教えるが、話し方を教えない。話す言葉を書いて推敲して、それから話すべきだ(そうだ、そうだ(^^ゞ)。

フランスでは17世紀のサロンで、ドイツでは、グリム兄弟が、イギリスでは、シェイクスピアと英訳聖書が、国民語を作っていくが、日本は、官が率先して国語を作った。

歌舞伎・能から新派・新劇ーーアングラーーしずかな演劇と呼ばれる平田オリザらまで、やっぱり日本語(国語)の問題は尾を引いている。

学生時代はやった「アウフヘーベン」(止揚なんて訳してました)ってドイツ語があるけど、変に哲学的に理解してたけど、ごみを捨てるの「捨てる=アウフヘーベン」だったんです。

木下順二「”劇的”とは」@岩波新書1995-8-21 丸谷才一×山崎正和「日本語の21世紀のために」@文春新書2003-11-20

基本は2音、たとえば「ガラス戸」は「ガラス・ド」ではなく「ガラ・スド」、
「マス・コミ」「ケイ・タイ」「コン・ビニ」「ドタ・キャン」こういうリズムがあって、2+2+1=5 2+2+2+1=7、これが5,7,5の俳句・短歌を支えている(うーーん、そうだったのか!!)

平家物語を題材に「子午線の祀」を書いた木下は、古典芸能の「語り」の芸、能の変身の芸をかたる。「井筒」(シテ=紀の有常の娘、在原の業平の妻)で、「はずかしながらわれなり」とで、すっと立つ、その間に「里の女」から200年前の「有常の娘」に変わる、時空をすっとこえるところに、能の不思議をみている、シャイクスピアの英文と現代語訳のちがいを、「やあやあ、とおからんものは音に聞け、ちかくは寄って目にもみよ」、これを「遠い人は声で聞け、近くの人は目でよくみろ」くらいに違うと(そうか、なるほど、と納得(^^ゞ)

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コメント

なるほどぉ!これは、開眼でしたね。
「2音」と「助詞」や「助動詞」などがついて、調子のよいフレーズになるわけですね?
ところで、「5音」とか「7音」が調子良いと感じるのは、なぜなのかしら?

昨夜は、意を決して『時効警察4』見ました。(笑)

投稿: あかん隊 | 2006.02.04 04:56

■あかん隊さん、こんばんは。
575のリズム、もう、骨がらみですね。たぶん、2拍子なんでしょうね。これって、右左とあるくリズムじゃないですかね。
時効警察、昨夜、録画してまして、岩松さんも芸達者で、みんな、あたらしい笑いを追求してんじゃないかと思うほど、変わった笑いですね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006.02.05 00:22

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