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2006.03.27

読書日記2006-3-27

「団塊ひとりぼっち」(山口文憲@文春文庫2006-3)で、戦後生まれの人間は、モデルとすべき「老人像」がない、と嘆いていた。

うーん、戦前に大学出たひとが、社会で活動できたのは、会社で60歳まで活動するとして、平成元年ころまでか(計算間違ってます??)。その人たちは、戦前の教育だから、モデルがあるけど、戦後生まれはモデルがないもんね。

世界的経済学者-日本人で世界に通用した経済学者のひとり森嶋通夫は、2050年までを、予測して言う(「なぜ日本は行き詰まったか」(岩波書店2004-3))。

生活水準は高いが、国際的に重要でない国、これが21世紀半ばの日本だと。

経済を支える人、その人がどういう教育を受けたか、そういう教育を受けた人がどう経済を運営するかーーーということから、森嶋さんは、予測する。
戦前の教育ーー儒教    戦後ーー自由と個人主義
戦後は、戦前の教育を受けた人が支えた。この戦前教育世代が引退する時期は、官官接待、贈収賄、インサイダー取引が騒がれた時代と一致する(そうか、そうだったのか!)

日本は、企業も官僚化した特異な国である、そこでは、会社第一主義、会社の利益を株主に配当せず、社内に溜め込んでおく、社員は、すこしずつ出世し、社長になることを目指す
(官僚と同じですやろ)。給与も安い。

このような社会は、競争メカニズムの働く社会にかわらなければならない。
これが、戦後の使命感のない教育を受けた世代には困難である。この世代の入れ替わりの時代には、右翼が増えるのではないか。

アメリカは、中国のマーケットに目をつけて、直接、アメリカは中国との同盟関係を結ぶかもしれない。

この2つを森嶋さんは、予測している。いまのところ、森嶋さんの予測がはずれたとはいえない状況ではないか、と思う。

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