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2006.03.05

読書日記2006-3-5

月と狂言師@谷崎潤一郎 中央公論新社  2005-11-25出版
法然院で9月の満月の日に行われた、茂山千作(今の千作のおじいさん)一家の狂言小舞を鑑賞する谷崎の随筆。元は、昭和22年ころ書かれたもの。茂山家で、狂言を稽古している人、観世で仕舞をならってる人など、素人が芸を披露したりする。

こういうの読むと、昔、ニフティの能狂言フォーラム+源氏フォーラムで、京都のカラオケ店で、机を片付け、あいた空間で、各自の芸を披露したり、山科@月心寺で、庵主さんの料理をいただきながら、フォーラム仲間で芸を披露しあったりしたのを思いだす。

素人は、稽古したものを、やはり、どこかで披露したいもので、仲間を集めて、昔もこういうことをやってたんだと思う。(これって、習い事=発表を略して、ひそかに習う=発表っていうカラオケの下地になっていると思うんだけど、どうだろう。

サド侯爵夫人@三島由紀夫 河出文庫2005-12-10 単行本は1965-11。
サド侯爵夫人、夫人の母、妹、女中、母の友2名という女性しかでてこない劇。
三島の小説には触手がでないが、戯曲は、近代能楽全集とか、鹿鳴館、我が友ヒットラー、等、戯曲は、すべておもしろい。多分、三島のアフォリズムが、台詞にちりばめてあるのと、台詞は、俳優が血肉化してくれるからだろうと、思う。
ただ、「赤い月が運河から上ってきて、私たちのベッドを照らし。。。」とかいう台詞は、男優が女性を演じてやったほうがいいのかと。ジャン・ジュネの「女中たち」で3人の男優が、女性を演じていて評判なので、そう思う。
ただ、戯曲なんで、せめて初演のときの俳優さんだけでも、書いといてほしい。
解説読むと、3年前に鐘下辰男の演出でやられてるとでてた。(そのころ、鐘下さんの名前は知らなかった(T_T))。

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コメント

こんにちは♪
戯曲は未読ですが、鐘下辰男演出の芝居は観ました。
で、怒濤のような台詞が凄かったと記憶しています。
リアリティではなく、美しくて冷たい言葉の洪水だったような。。
女優さんたちの演技が素晴らしかったです。
初演は誰だったんでしょうね。私も気になります。

投稿: いわい | 2006.03.08 17:57

■こんばんは、いわいさん。
鐘下演出見られたんですね。いいな。
鐘下さん、最初にみたのは、「KASANE」なんですよ。
ま~これみて、いいかなって思ってたのがいけませんでした^_^;

投稿: 悠 | 2006.03.08 23:02

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