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2006.05.01

悠亭読書日記2006-5-1

「清張さんと司馬さん」半藤利一@文春文庫(2005-10)
〜卑弥呼の時代の帯方郡の関係って、占領時代の日本とアメリカ、アメリカと沖縄みたいなもんじゃないか。〜。

「大江戸歌舞伎はこんなもの」橋本治@ちくま文庫(2006-1)
助六じつは曽我の五郎時致(ときむね)。ふたりは何故?むすびつくのか。

■司馬さんと清張さんにつきあった編集者=著者が書く、清張、司馬。

冒頭の言葉は、清張の言葉。清張は、日本古代史ばかりではなく、昭和史(戦前は2・26事件、戦後は、アメリカの謀略事件、下山事件、帝銀事件等)。たほう、司馬さんは、ノモンハン事件をかくべく資料を集めたが、ついにかかなかった。明治の向日性の青年を描いた。司馬さんにとって、昭和前史は、悪夢のような時代であった。

昭和の戦争が起こった、発端たるノモンハン事件(戦闘員の7割が死んでいる、旧式の装備で闘った。もし、初戦で勝っていても、最終的には負けていた戦争ーーしかも、ノモンハンで負けたということは国民には隠され続けた)を、後に著者がかくことになる。「ネジマキ鳥クロニカル」で村上春樹も、この無駄な戦争のことを書いている。これは、「思いついたらノモンハン」って調子で、半藤さんのノモンハン読んでみるか。

■橋本さんのは、「江戸歌舞伎」の荒唐無稽さ、時制の時代錯誤性が何故かをわかりやすく説明してくれる。結論〜それが面白いから。客に支持されたから。
江戸の歌舞伎愛好の町民が、舞台に出てくるのが、「現代=世話物」。武士などがでてきても、町民からとおいので「時代物」。こういう区分になる。

「戻橋背御摂」(もどりばしせなのごいいき)
平将門の息子太郎、その姉の妖術使いの姉七綾姫。政府側が二人を追いつめ、よもやって時に、追って保輔「めでたき花の顔見せならば。。見逃してつかわす」
平太郎「これより二番目発端はじまり」と叫ぶ、
と、隅田川のやかた船の船頭「もし、おかみさんへ」。と船の障子があいて、おかみさんと、若い男が顔をだす。

こんな荒唐無稽、時制もくるってる、芝居、好きです。

江戸歌舞伎の約束事、歌舞伎興業のしくみも書いてますが、この歌舞伎の趣向の説明がいちばんおもしろかった。

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コメント

こんばんは。精力的に更新されていて、感心します。悠さん、がんばっているなぁって。(^^;)
半藤さんの本では、この間『昭和史』を読みました。一般向けにわかりやすくしてありましたけど、深い知識がないとわかりやすく書けないのが、伝わってきました。とても興味深かった本です。
歌舞伎の本は、なぜか「岩波ジュニア新書」で『歌舞伎入門』(古井戸秀夫:著)を。(笑)
「ふりがな」が、とても嬉しい本です。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2006.05.01 22:10

■あかん隊さん、こんばんは。
ゴールデンウィークは、暦日とおりなんですけど、うまく、休んでおけばよかったな~等と考えてて、通勤電車の中で読んだ本がおもしろかったのでアップしてます。
半藤さんの「昭和史」分厚さに、おそれをなして、ノモンハンにしました。
江戸歌舞伎って、見立てーーよく、小さい山を富士山に見立てて、富士山のぼりの装束をきてあつまるってな風な趣向を凝らして遊ぶってのがあって、あ~、あーいうことやってあそんでたんだな~って、紹介した本読むと、思います。一人で悩む、ハムレットなんてでてきませんし(笑)。

投稿: 悠 | 2006.05.01 22:32

読書一服して、チョコ風味食べてみて! (*^ m ^*)

えっ関係ないって、ども、ども、ども…

投稿: b | 2006.05.03 10:39

■bさん、こんばんは。
99%チョコでダイエットでしょ。ところがそのチョコ売ってないのよ、近所では(T_T)。

投稿: 悠 | 2006.05.03 21:58

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