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2006.05.23

「どうせ、この世は水の流れか♪」

おいらの読書室は、電車か喫茶店か、風呂場。明日は長時間電車だしってんで、求めた本。
面白くって今日読み終えた。明日はどうしよう(^^ゞ。

『太鼓たたいて笛ふいて』@井上ひさしってお芝居みたときに、林芙美子関連本読み漁ったんだけど、その中に「いきの構造」の著者の家で、三高のドイツ語教授と、三人で小唄のレコードを聴いて感涙するエピソードを読んだ。ネタ元はこの本だったんだ。「兄おとうと」の吉野信次=民本主義の吉野作造の弟=は、この著者と同級生だったんだ(^^ゞ

あっ本の名前は「九鬼周造随筆集」@岩波文庫 2005-11-22第9刷

「いきの構造」は「いき」は、宗教的諦念+媚態+あれっ、もうひとつはなんだっけ??にまとめてゆく手法がおもしろく、哲学ってこんな風に書いてくれると面白いのにって思いながら読んだ。その著者の随筆集。

「ハエ取りディ」って掲示をみて「何ディ」「何でー」「何言ってやがるんでぃ」なんて駄洒落をつけたり、喫茶店で、「ビスケットってクッキーのことですか?」とウェイトレスに聞かれ、「クキ(九鬼)は、クッキーで、グキットした。なんて駄洒落を書いたり(まー親父ギャグの類ですな~)。

小唄を聞くと、「自分に属していた価値あるもののように思われていたあれだの、これだのとことごとく失ってもいささか惜しくない」と書く。銀座を歩いても、祇園を歩いてもさまになる哲学者だったんだ、きっと、と思う。

で、小唄なんですけど、そんな世界です。(おいら、習い事を、小唄--狂言--謡の順でやってるけど、矢印を逆にすればよかったと思うこのごろ(^^ゞ

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