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2006.05.19

「月のサバクをとぼとぼと、砂丘を越えて~♪」

中学生の同級生、今は定年まぎわ。帽子とり合戦のように三人の男が馬をつくった上にのるマドンナ。
マドンナ「ふ・じ・さ・きー!」藤崎「おー!」
マドンナ「お前がんだってな!」藤崎「おー!」
マドンナ「死ぬなよ!」藤崎「おー!」
マドンナ「死ぬな!」藤崎「おー!」

「上野動物園再々襲撃」@青年団

友の葬式の後、行きつけの喫茶店にあつまる仲間。そこへ、40年ぶりにアイドルのマドンナもやってくる。マドンナは臨海学校、卒業旅行の思い出を語ったり、みんなは、マドンナを駱駝に乗せようと、夜間、上野動物園に忍び込んだ思い出を語ったりしている。

そんな、彼らは、たとえば、藤崎は、ガンで余命1年と診断されている。吉田は、昔離婚して、自分の娘には、会えない約束をさせられている。
マドンナは、実は、貧しくて、深海学校も、卒業旅行も行けず、中卒で、寮に入り、その後、妹を大学にやるために、ピンサロで働いていたということが、明らかにされてゆく。その妹も、勤めてすぐにな亡くなっている。

冒頭の場面は、もう一度、月のきれいな今夜、上野動物に忍び込もうと、する彼らの姿である。みんなは「月の砂漠」を合唱している。

私達が、過去を繰り返し、繰り返し、思い出すのは、実は、そのときを誰かと共有したかけがえのない、時間であるからなんだろう。そのときを思い出して、私達は、今のときを生きているんだ。

帰りの電車で、目をうるませ、「つきの砂漠を、はーるばると~♪」と低く歌ってたおじさんがいたら、きっと、それはおいらです。おいら、明日は、きっと、人にやさしいはずです(ほんとか!)。

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コメント

こんばんは。忙殺の日々は、継続中です。(^^;)
この記事、好きです。自分も泣けてきました。>とっても泣き虫なんです…。。。

投稿: あかん隊 | 2006.05.20 03:20

■あかん隊さん、おはよう。
忙殺の日々続いてるんですね。忙しいときって、ハイになることがあって、私の場合ですけど(^^ゞ。

昔、悔しかったこと、今、不幸なこと、それを抱えて、華やいだり、淋しかったりしながら、私達って生きてるんだ、って、ことが舞台に形になってました。
友がつくった馬(これが駱駝なんですけど(^^ゞ)に乗ったマドンナが、妹から託された、臨海学校のお土産の貝殻のネックレスをつけ、スカーフを頭にまいて、最後の場面、客席の方にすすんでくるんですけどね、感動でした。

投稿: 悠 | 2006.05.20 06:50

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