稽古日誌2006-06-22
狂言の稽古@船々(ふなふね) 主人と太郎冠者が、「船」をフネと読むか、フナと読むかを議論するってな狂言
おいらは、太郎なんだけど、主人をベテランの方がして下さるので、やりやすい。
この前は、口立てで台詞を教えていただいて、今日は立ち稽古。そろそろ、舞台なんで、会員の集まりがよい、そろそろって雰囲気が出てる(^^ゞおいらは、6月からの新参なんだけど、まーこの分なら、8月には、仕上がるか(笑)。
この間の東京行きのとき、「身体から革命を起こす」@甲野善紀(新潮社2005-1-25)を読んでて、甲野さんは、「ナンバ」で、あるいは、桑田選手にこれを教えたとかで、ひそかなブームの立役者なんだ。
本の中に、江戸時代の商人、武士の歩き方が写真つきでのっていた。武士は、すぐに刀が抜けるように、手を振らない歩き方をするって書いてて、ふんふん、と読んでた。で、その日、歌舞伎座でみた芝居の武士が、手を、現代のように振ってあるいてるのをみてびっくり。
(日経新聞で、藤十郎の自伝が連載されてて、その中に武智鉄二に、歩き方がなってない、声がなってない、と武智が、能楽師を家庭教師にえらび、訓練してもらった、感謝してます、なんてのが、書かれてました。)
松竹梅の後見の方が、爪先立ちでしゃがんであるく姿、やっぱり、芸だよな~と感心してたので、よけい。
稽古場では、すり足が基本で、みんな、それなりにできてて、それはよかったかな。
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コメント
こんばんは。
舞台の上の悠さんを拝見したいものです。>お稽古でも、こっそりのぞき見したいかも。(^^;)
このところ、専門用語(?)が、よく出てくるようになってませんか?>自分の知識がないからなのか…。成果が上がりますように。遠方より、期待しておりますデス。
投稿: あかん隊 | 2006.06.25 01:48
■あかん隊さん、おはよう。
舞台、いつか、見てくださいね、精進しときます(^^ゞ
もう、自分だけにわかる程度に書いてますんでm(__)m。
ナンバは、右足+右手、左足+左手と出す歩き方なんです。デュークさらいえの歩き方とちがって、体をねじりません。
後見は、舞台の後ろで、紋付袴で座って、舞台の手助け=小道具片付けたりするひと(ほんとは、大事な役目があるんですけど)
投稿: 悠 | 2006.06.25 09:11
こんにちは。
>歌舞伎座でみた芝居の武士が、手を、現代のように振ってあるいてるのをみてびっくり。
これって、角力場ですか?藤戸だとまずいですね。
気づいていませんでしたけど。
大きく腕を振って偉そうにしている武士の歩き方だったのかもしれません。
時代物の時は、きちんとすすっと歩いていたという記憶がありますけれど、指導する人がいないとダメですよね。
そういえば、「たそがれ清兵衛」だったか「隠し剣 鬼の爪」で、手と足を別々に出す走り方ができないで苦労するという場面がありました。
投稿: いわい | 2006.06.27 09:52
■いわいさん、おはよう。
>角力場
そうそう、相撲取りの染めちゃんに歩き方を指導した武士が、花道を歩いてゆくときです。いつもなら、気が付かないんでしょうが、本読んだ直後だったもんで。
>手と足を別々に出す走り方ができない
「たそがれ清兵衛」の訓練でありましたね。あの場面、多分、彦根城撮影分かな(^^;)。
投稿: 悠 | 2006.06.27 10:30