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2006.07.15

真実はいつも最後にわかる。。。。

三島由紀夫は、法学部で団藤さん@後に最高裁判事の、刑事訴訟法の講義を受けている。訴訟手続きの中で、事実がゆきつもどりつして、最終的に事実が形成される。
っても、真実ではなく、手続きの中の事実だけど。この理論が、長編小説を書くのと似てる、と感銘を受けたっ、てどこかで書いていた。
「ゆれる」@映画

(女性が)「つり橋から落ちた」のか、「つり橋から落とされたのか」の法廷での事実が、緊迫した法廷のやりとりから、ゆきつ、もどりつ明らかにされてゆく。
(手続きだけは、ちと、難がありますが、この際無視(^^ゞ)

ある事実の読み替えが、突如、証言者におこるけれども、これは、私たちにもおこることだ。
このシーンは感動的だった(ネタばれになるので書きませんが)。

真木よう子が、自分の嫌な感情をあらわにする瞬間---このときの真木さんの表情がいちばんきれいでした。自分の奥底の感情があらわになる瞬間、よきであれ、わるきであれ、一番きれいに見える、不思議だ。

村の社会、っても農村はなくなって、ガソリンスタンド、スーパーとしてでもやってゆくしかしようがないんだけど。
まだ、かすかに残っている農村社会の人付き合い。。。。これが、壊れてゆく、しかし、まだ、あたらしい、人の付き合いのルールはできていない、そんな現代を象徴しているように思えた映画だった。

天光真弓@「劇団青い鳥」、石村美伽@「城」に出演とか舞台で見た俳優さんが出てました。

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コメント

同じく・悠さん・・真木ゆうこさんが気持ちを出すシーンはとてもよかったです。。一番心が「ゆれた」感じでいいなぁ・・。
あの時のオダギリさんの言葉がとてもセクシーだったし・・。
言いだしたら、きりがないのですが、色々な人のふとしたときの心の動きがとてもよかったなぁ・・。
香川さんの一周忌の時にパンツに落ちるお酒・・あれは最高でした(^_-)-☆

投稿: はむきち | 2006.07.20 23:40

■はむきちさん、おはよう。
>一周忌の時にパンツに落ちるお酒
弟のせいで父がちらかした、あとしまつをするのに、あのショットは、うまかったですよね(^^ゞ。
香川さんの演技もよかったですよね。

投稿: 悠 | 2006.07.21 07:20

こんにちは♪
京都シネマで見てきましたよ~!
2回ともほぼ満席でした!
智恵子が猛と関係を復活させた翌日だけに、「触らないでよ!」と激しく抵抗するのがよく分かります。
猛は全く軽い気持ちで一夜を過ごしただけなのにね。
すべてのシーン、エピに関して感じることがたくさんある映画でした。
大ヒットした原作を映画化するのが普通になってきている中で、オリジナル脚本の映画でここまでやるとは西川監督は凄いと思います。

投稿: ミチ | 2006.07.26 08:46

■ミチさん、こんばんは。
オリジナル脚本(運命じゃない人もそうでしたが)がよかったですね、っても、ジョーさん、香川さん、他がうまかったこともあるんですけど。

投稿: 悠 | 2006.07.26 21:06

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