« 読書日記2006-7-8 | トップページ | 恋とは、魂乞(たまごい)の「こい」なのだ。。。 »

2006.07.08

私は、誰かを裏切っている、、

ああいうふうに、陽の明かるい、さえぎるものがない日、、、、という感覚が湧いてくる、ラスト@映画でした。
『隠された記憶』@映画

フランスと植民地@アルジェの感覚がよくわからないのだけど。。。。
この間、永井愛の「やわらかい服」@脚本を読んだ。永井の「歌わせたい男たち」よりできはよくなかった。これは、「歌わせたい、、」が日の丸・君が代というアクチュアルな問題を扱っているのに対し、「やわらかい。。」はイラク戦争反対という、ちと、遠い問題を扱っているところに原因があるのでは、と思った。

植民地支配という点では、韓国が思い浮かぶが、これも、海のむこうで、ちとアクチュアルではない。(平田オリザの「ソウル市民」は、ソウルで生活する日本人を主人公にし、私達の、韓国に対する殖民意識をうきぼりにしていた、舞台設定がよかったのだろう)。

私達に身近に感じられないと、遠いアフリカでおこなわれていることをあなたは是認するか、否定するかーという倫理的問いに反応せねばならないが、これはむつかしい。

で、映画の話ですが、当初、主人公のジョルジュが被害者という感じでみていたのが、あるときを境に、ジョルジュが裏切ったマジッドが被害者だと感じられるようになる。このあたりで、鈍感なおいらも、アルジェに対する民族差別なんだと、わかるようになりました。

ジョルジュの妻が、マジッドの善良性と述べ、ジョルジュが、彼女に対しても、誠実でないと責めるところに、とにかく救いがある。マジッドの息子の冷静な態度も。

私達は、私達に強いられる制度のなかで、やむをえず、人を裏切ることがある、このことくらいは、しっかり覚えていたい。

|

« 読書日記2006-7-8 | トップページ | 恋とは、魂乞(たまごい)の「こい」なのだ。。。 »

コメント

こんばんは。
登場人物の誰もが怪しいというか、後ろめたさを隠し持っているようで、モヤモヤとした印象の残る映画でした。
悠さんは、”衝撃のラストカット”と感じられたのですよね。どう衝撃だったのですか?
わたしは、話が余計わからなくなったただろー!と、突っ込みを入れてしまいました。

投稿: いわい | 2006.07.09 00:13

■いわいさん、おはよう。
私は、ラスト手前のジョルジュの生家が写る場面の意味がわかったとき、息をのむほど衝撃をうけたのですよ---で、これが「衝撃のラストカット」と思い込んでました。その後、ブログの感想読みにまわって、おいらの勘違いだったってのに気がつきました。はずかしい(T_T)

その後エンディングロールにつずく場面は、パンフレット読んでわかった次第です(え、これで終わるのって「衝撃」はありましたけど、ここは、なんだろうと思ってみてました、(^^ゞ)

投稿: 悠 | 2006.07.09 03:55

悠さん、こんばんは♪
TBありがとうございました!
(この記事はTBできないんですよね?)
かなり集中して見させられる作品でした。
移民のこと、植民地のことは本当に日本人にはぴんときませんよね。
もちろん朝鮮半島のことは忘れてはいけませんが・・・。
ぜひとも映画館で見たかったです。
そしてパンフも欲しかったです。

投稿: ミチ | 2007.12.21 22:03

□ミチさん、こんにちは。
全編、植民地の影がつきまとってる映画でした。
でも、このあたりが、よくわかんないんですよね。
自分の文書読み直してたら、パンフ買ってるはずですね。捨ててなければ、連絡いたします(^^;).

投稿: 悠 | 2007.12.22 16:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 読書日記2006-7-8 | トップページ | 恋とは、魂乞(たまごい)の「こい」なのだ。。。 »