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2006.08.13

哀れ彼女は娼婦

リバティーンの時代が1660年。この作品が発表されたのが、1630年。
とすれば、リバティーンの時代のさきがけみたいなんじゃないの??。シェイクスピア作品みたいに演ってしまっていいの??この作品。

ジョバンニ(兄=三上博史)とアナベラ(妹=深津絵里)が、情欲に身をゆだね、できてしまう、って物語。
兄が、妹をくどく場面は、リチャード3世がアン王女を口説くときみたい(^^ゞ。

ヒポリタ(立石涼子)と浮名を流したそソランゾ(谷原章介)。ソランゾと妹の結婚式に、現れるヒポリタ。
兄の子を孕むアマンダと結婚したソランゾ。ソランゾは、アナベラを問い詰め、誰の子かを明らかにして、復讐しようとする。
答えぬアナベラを殺そうとするが、ソランゾは、名前を聞くまではと、急にやさしく接する。このあたりのソランゾはすごいな~。こういう風に行動できるってのは、日本じゃみあたらない。アンをくどくリチャードってのも、日本じゃないだろうな(以心伝心、水蒸気の国だもんな、日本)。

情欲なんてのは、身だけまかせればいい、って智恵をもつ付き人@梅沢昌代。
ほんとにバカ息子って感じの高橋洋。
最後の血がながれるのは、歌舞伎みたい。このあたりが面白かった。

シェイクスピアみたいに演ってしまっていいいの?って疑問が残るんだけど(^^ゞ

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コメント

悠さん、こんばんは!
ご覧になられたんですね。
そっかぁ、これリバティーン時代の先駆け的な作品かもしれませんね。

>最後の血がながれるのは、歌舞伎みたい。
>シェイクスピアみたいに演ってしまっていいいの?って疑問が残るんだけど(^^

乱暴な言い方ですけど、
たぶん蜷川さんにとっては、シェイクスピアも歌舞伎もギリシャ悲劇も大衆演劇も、
みんな一緒なんじゃないでしょうか?
どれも特別高尚なものではなく、
観客をワクワクさせて楽しませるものという意味では。

最後の大虐殺シーンは、確かに歌舞伎的かもしれません。

投稿: ゆっこ | 2006.08.14 02:03

■ゆっこさん、こんにちは。
ホモの世界を、フランスは、純愛の世界として描き、イギリスでは、迫害の世界としてえがき、イタリアでは、徹底的にお笑いの世界としてえがく(まちがってたらm(__)m)。これと同じで、これって、お笑いの世界に通じてません?ハムレットを、「ハゲレット」でおちゃらかしたような世界が、私には近いかもしれません(西洋理解がきっと、浅はかなんです、私(^^ゞ)
そういえば、舞台装置は別にして、蜷川さん、近代能楽集でも、ギリシャ悲劇でもシェイクスピアでも、台詞術は同じかな~と最近思い始めてます。タンゴ・冬の終わりにを期待してます(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006.08.14 16:50

こんにちはー。
リバティーンの時代は、清教徒革命の反動があったようなので、先駆けというには分断があるような気もします。

シェイクスピアみたいにやったことで、影響を感じさせつつも世界観の違いが明確になっているように思いました。
そのあたりも、蜷川さんらしく解り易くて、わたしには良かったです。

投稿: いわい | 2006.08.14 18:55

■いわいさん、こんばんは。
どうも、純愛ってのが、よくわからなかったです。侍女の梅沢昌代さんの台詞に、情欲だけは誰とでも、満たしていいよ、心は違うけど、ってのがあって、それとの対比で、純愛ってのが生きてくると、わかるんですが、このあたりがねぇ、うまくわからなかったのですよ(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2006.08.14 21:35

悠さん・・こんにちわ!!
私も観てきましたよ~♪
本当そうですよね~!!ソランゾが急に優しくするシーンはスゴイです!!
始めはソランゾがキライでしたが、深津ちゃんの妊娠を知らなかったソランゾがめちゃ!!可哀想に思ってならなかったです(^_^;)

投稿: はむきち | 2006.08.22 15:52

■はむきちさん、こんにちは。
そうか、ソランゾもかわいそうですよね。ヒポリタのことがなきゃ〜ね。

投稿: 悠 | 2006.08.22 17:38

哀れ彼女は娼婦、DVDが欲しいですわあ。

投稿: ひろみ | 2010.07.10 00:42

投稿: ひろみ | 2010.07.10 00:43

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