太陽@映画
口をもごもごとうごかす昭和天皇、あ、イッセイさん、演ってる、演ってる(^^ゞ。
「クライ闇の中から、現れる、太陽なんだ」と戦後、雑誌に載る写真を撮られて後、語る天皇。これが題名なんですね(^^ゞ
はじまって、すこししてから寝てました(-_-;)
マッカァーサーとのやり取り、通訳(うん、三島由紀夫みたいな顔してましたね)。
「貴人に情なし」。山路愛山が、徳川慶喜が、家臣団とともに静岡に隠棲し、家臣団の生活が困窮しているのに、さっそうと、鉄砲をもって、狩に出かけるのみて、父に「なぜ、あの人はあんな生活ができるのだ!」と聞くと、父の答えがこれ。
やっぱり、どこか、感情のありようがちがう天皇がよく描かれていた。映画は、まるで、しずかな演劇の平田オリザの芝居のようにたんたんとすすんでゆく。
個人的なつぼが、学者と対談して、その際の頓珍漢な、どこに座るかのやりとりと、「机」の学者の胸像(ダーウィン)の頭を叩きながら「今日は、あなたのお仲間がいますよ」
皇后と、「あっそう」「あっそう」とやり取りしてるとことか。
最後、天皇が「でも、とめたのでしょ」、侍従「いいえ」。この侍従をにらみながら天皇の手をとって、子のまつ大広間にゆく皇后。皇后は、あちらの世界から、こちらの世界へ、天皇をつれてゆくみたいでした。
でも、終戦=敗戦の際、本土決戦をしようと覚悟していた人の心をといたのは、8・15の天皇のお言葉の放送だったと思うと、この方の存在はやはり不思議だ。
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コメント
とうとうご覧になりましたか?
イッセーさん、凄いですよね? この映画が、日本で公開されただけでも、たいへんなことだったのかもしれないのですが、年齢に関係なく、たくさんの方がご覧になっていらっしゃるようで、このことも不思議な気がします。
昭和天皇は、他の、どの天皇とも少し違った印象になってしまいます。この映画のせいではありませんが…。(^^;)
投稿: あかん隊 | 2006.10.22 09:47
イッセイさん、すごかったです(^^)。「あっ、そう」なんて、冷たく聞こえるときがあるんですが、そのまま、冷たく聞こえてました。
神から人へは、一大事業だったんですもんね。ぜひ、多くの人に見てほしいですね。
余談 「武士道」売れてるみたいですが、これを書いた新渡戸稲造が、教育勅語の不敬問題で、一高を追われてるのを読んだ人は覚えておいてほしいです、私。
投稿: 悠 | 2006.10.22 12:53
悠さん、ご無沙汰しています。
お誕生日コメントもどうもありがとうございました。m(__)m
わたくしも、実はイッセーさんのファンクラブに入ってるのですよ。(^^ゞ
じゃないと、なかなかチケット入手できませんものねぇ。
>「貴人に情なし」
たしかに、そうかもしれません。
「あ、そう」の返事も、あまりにも無機的なので
「冷たい」と感じる瞬間が私もありました。
科学者との対談で、どこに座るかのやり取りは笑っちゃいますよねぇ。
どちらも大真面目で、べつにおかしなことやってるわけじゃないのに
笑えますものね。
ダーウィンの胸像以外にも、机上にいくつか像が並んでいましたよね。
悠さん、あれ全部お分かりになりました??
1つだけデスクの中に隠した胸像が特に気になったんですけど、
あれ誰の像だったんでしょ??
投稿: ゆっこ | 2006.10.23 23:16
■ゆっこさん、こんばんは。
あれ、同じファンクラブでしたか。私の3つのうち2つはわかりましたでしょ(笑)。
>胸像
ダーウィンは台詞にあったので、わかりましたが。私も、わかんなかったですよ(T_T)
投稿: 悠 | 2006.10.24 20:56