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2006.10.14

カポーティ@映画

犯人との間に<信頼>がなければ、話を聞き出せない。
犯人との間の<裏切り>がなければ、聞いた話を元に本は書けない。
作家の書きたい、書かなければというのは、病いというか、業ですね。
小指を立ててグラスをもつしぐさ、コートを着て、モデルのようにくるっと回るカポーティが、キュートだったかな(^^ゞ

犯人と、接触して、話を聞きだそうとする作家、作家のどこかを事件がひきつける。

犯行の起こった、ほんとだだっぴろい、農場の中の一軒屋、と、都会のだだっ広い中で、毎夜、パーティに浮かれるカポーティが対になっているかな(^^ゞ
犯人は、相手の目にうつる自分の姿、自分は仲間だとおもっているのに、相手は、もう別の世界にいる人間だと思っている。これが凶悪事件を引き起こす発端である。
世界から<排除>されているカポーティにも共通する感情である。

こういう作家、ちと、日本ではいないな~。三島由紀夫は、筋肉むきむきマンになってるし。。
ほんと、作家の追及は、執拗だし。
ボールドウィンとか懐かしい作家の名前もでてくる。

「何を話せばいいのか、今、思い出さない、、、でも、話す機会を与えられてありがとう!」この台詞覚えておいてね、後で、効果的に使われるから。

アメリカの作家って、マーケットが広いから、1作あてると、何年も生活できる、これがうらやましいな。

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コメント

こんばんは
TBとコメント有難うございました。

>作家の書きたい、書かなければというのは、病いというか、業
そうですね~そうなんだと思います・・
ベトナムかどこかで川に流される親子を撮った写真の事なども、なんとなく思い出したりしました。

>モデルのようにくるっと回るカポーティが、キュート
今、文庫で彼の自伝のようなもの読んでいるんですが、実際少年時代は妖精のようだったとの証言もあって、とても魅力があったようです。
生い立ちなども知れば知るほど、彼の書いたものと彼の人生が重なってみえて興味深いです。

投稿: マダムS | 2006.10.18 22:44

■マダムSさん、おはよう。
>実際少年時代は妖精のようだった
そうなんですか。「欲望という名の電車」のブランチの回想にでてくる少年みたいなもんですかね。
社交界での彼は楽しそうでしたね。特に朗読会の後の、パーティ。感想をひとこと言ってくれた人に、「パパ」って呼びかけて、楽しそうに、からかってましたよね(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2006.10.19 06:38

悠さん・・こんばんわ!!
>小指を立ててグラスをもつしぐさ、コートを着て、モデルのようにくるっと回るカポーティが、キュートだったかな(^^ゞ
本当・・この姿のカポーティは忘れられないですね~。。
そしてあの言葉・・
僕は玄関から出て彼は裏口から出た・・
本当そんな感じの映画でした。。
カポーティっていう人がとてもビジネス的でこれにはかなり驚いちゃいました!!

投稿: はむきち | 2006.10.19 19:03

■はむきちさん、おはよう。
カポーティ、パーティでは、いきいきしてますよね(^^ゞ。
ジョークもいったり「マリリン、ピカソの絵が上下反対だよ」とか。

投稿: 悠 | 2006.10.20 07:26

悠さん、こんにちは♪
ホフマンはこの役作りに心血注いだように見えます。
多分すごく似ているのでしょうね。
あーいうパーティの花みたいな人って注目を浴びるのが好きなんだろうけれど、言っていることがすべてアブなくてギリギリ笑えるところなのでヒヤッとします。
一方、ステップアップへの野望、書きたい、知りたいという作家としての純粋な欲望もよく現われていました。
作家による朗読会ってちょっと聞いてみたいな~。

投稿: ミチ | 2006.10.23 18:25

■ミチさん、こんばんは。
作家の欲望ってすごいんですよ。
茂吉が、「さかしらなみ」という言葉を案内した地元の人から聞いて、「絶対他の歌人にはいうな!」と念押しして、「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも」って歌を詠むっていう挿話を思い出します(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006.10.23 20:12

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