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2006.11.14

「冬・タン」考

「タンゴ・冬の終わりに」を見ていて、あれ、なんで、盛は、引退するんだっけ。
あれ、「昔の仲間が呼び出しにくる」のを待ってるって台詞があったよな~???

と考え始めてて、盛が一人芝居で演じる。
「いいか、名もない群衆だと言っていたろ、おまえは、俺たちを利用して、、、、」と殴りあう、仲間内のリンチのような場面を思い出した。

あ、あ、あ、あの時代は、全共闘から、仲間内のリンチにはしってった時代だと、時代を重ねてみた。あれが、引退した理由なんだ。狂うのは、リンチのせいでもあるんじゃない??
って気がしてきた。

だから、「いま、革命のタンゴの歌が聞こえてくる」ってな台詞が、さいごの、もう一度、熱狂の場面でジーンときたのかな。
平家物語を暗喩につかってるし、まー昂揚後の挫折の物語ではあるんだけど。
PS いまごろになって、やっとこさ、わかりました。ジーンときたのは、超個人的体験によります。むかし、デモにいったりしてた記憶があり、そのとき、よく「私たち」っていうのを初めて経験したことがあって、それがよみがえったと思う。よく「わたしたち」って何気なくいってるけど、「私たち」のたちって誰だ!!って、思うよね。なんのイメージを思い浮かべず、「私たち」って使ってるんだけど、それがそのときだけ、あ、これは「私たち」だと実感できる状況を体験した。その個人的体験も日がたって忘れてしまってました、私(; ;)。

それと、二人の女ー水尾とぎん。水尾は、現実の真をもとめ、ぎんは、非現実の真をもとめるってな役割だろうか、二人の神経戦の後の、「ほっ」「ほっ」とだけで通じる世界がほんとに「ほっ」と感じられる(笑)

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