« 芝居にみるユダヤ人社会 | トップページ | 大奥 »

2006.12.25

2006-12-25悠亭日乗

最近読んでいるのが、「さまよう薔薇のように」矢作俊彦、角川文庫。
「獄中日記」佐藤優、岩波書店。

矢作さんの「悲劇週間」これは、堀口大学の青春時代、メキシコ大使の父と暮らした、メキシコ革命と少女との恋物語。新聞の評で、「この本は、むかしの学生運動の、、、、再燃っていう趣きがある」って書かれてて、そうだ、そうだと一人納得。

矢作さんの本って、やくざなあの時代の「志し」がしっかり時代にあわなくなったいまも、宿っている。ハードボイルドは、センチメンタルな過去を描くのにぴったりだ。
と、文庫本で、手にいれた短編集を読み、本屋でひとつの物語だけ立ち読みしました^_^;。

佐藤優、この人、鈴木宗男とともに逮捕された外務省職員。かれの獄中日記で、<外務省の後輩たちへのメッセージ>って書かれているものを読むと、ここだけでも、今の大学生に読ませたいと思う。田中真紀子外相、小泉首相の方がとんでもない、人物だった、そう思えてくる。まさに、「草莽」と呼んでもいい。外見は、クレイジーキャッツのハナ肇さんににてますけど、この方。

時代はわるい方向をむいたり、よい方向を向いたりするけれども、いずれは、いい時代にゆきつく、ナチスはつぶれた、日本帝国はつぶれた。いづれ陽はめぐってくる、この人の本をよむと、いつも、そう思う。

最近読んだ、印象的なことばは、人形劇団クラルテの吉田清治さんが、人形劇をする仲間に語られた言葉。「すすきがいるからいうてそこらの本物取ってきたあかんよ。作るンよ。考えるねん、ずーっと考えるんよ。そしたらある時そうや!てひらめくんよ。」
そうなんだ、「犬神家の一族」で、ふけがきれいすぎる、戦後まもない時期の衣装としてきれいすぎるなんて評があったけど、きたない、ほんとうらしい「ふけ」がでてきてもねぇ(爆)

|

« 芝居にみるユダヤ人社会 | トップページ | 大奥 »

コメント

あれ?どこかで見たような文章が・・・(笑)
読んで下さったのですね。ありがとうございます。
悠さんの読まれる本はミーハー専科の私が手にも撮らないような本ばかり
色んな感想、楽しみにしています。

投稿: なっぺ | 2006.12.25 23:11

■なっぺさん、こんにちは。
ひゃ、なっぺさん、読んでいただいてましたか。下の方に書いたので、みつかるまいと(頭かくして、、、)。
すいませぬ、引用箇所しめさないでm(__)m。でも、いい言葉ですよね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006.12.26 16:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140581/13200669

この記事へのトラックバック一覧です: 2006-12-25悠亭日乗:

« 芝居にみるユダヤ人社会 | トップページ | 大奥 »