芝居にみるユダヤ人社会
ブルックリンボーイの芝居なんだけど、
台詞を拾ってみると
ユダヤ人が住むブルックリンの街は富裕層が住むまちではない。
主人公=作家は、奨学金で、都会の大学へ進学している。友達は、地元の大学に進み、親の後をついでデリカテッセンを営んでいる。
作家の父は、雇われの靴職人である。友達は、作家の自伝的作品の中にでてくる「友達」が自分だと思っている。父も友も、本など読んだことはない。
もちろんユダヤ教を信仰しており、伝統的な観念をもっている。たとえば、嫁はあとつぎの子供を産まなければならない、とか。たぶん、夫の世話をしなければならないとか。ヘブライ語で、宗教儀式に参加しなければならないとか。作家は自分は、ブルックリンから逃げたつもりだけど、妻には、ブルックリンを押しつけている??
これが、作家と、作家の妻のすれちがいの原因の一つでもある。妻は、ブルックリンを嫌ってそうだ。
作家の作品が映画化されるにあたって、ブルックリンの人が出てくるのをカットされるときの、プロデユーサの言葉、「あなた、老人ホームの女性たちが入浴しているのをのぞきたいと思う。」これとブルックリンがいっしょだもんな(^^ゞ
軽快な芝居だったけど、扱っている問題は、解決のしようのない問題だ。
ウディ・アレンの作品にもマイナーさが似ている。
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コメント
悠さぁぁぁん、見る映画、読む本なくなったの?
一様世間は、クリスマス騒ぎ終わるよ~~ホッっと
投稿: bee | 2006.12.25 20:29
おいらは、世間が浮かれている23日は、会議だったのさ、もう。なんか忙しいよう。カウントダウンしながら、今年の仕事が終わるのを楽しみにしてます(^^ゞ
こうなったら、正月も、もう、こなくていいぞ(大爆)
投稿: 悠 | 2006.12.25 22:49