さまよう薔薇のように@小説
「船長のお気に入り」「さまよう薔薇のように」「キラーに口紅」三作品がおさめられている。
角川文庫 2005-11-25初版 矢作俊彦著 っても単行本は1984年に発行されている。
舞台は横浜、、、、
ハードボイルド、矢作さんを読むには、映画館にこもって映画をみるように、ある時間をとって気合を入れて読まないと、一気に読めない(^^ゞ。
戦後根付かなかったのは、民主主義と、はハードボイルド。
「女が死んだら、お前、どのくらい酒がまずい」
「三日」
「俺なら三年だ」
「、、、、僕が職を失ったら、どのくらい酒がまずいですか」
「三時間」彼は俺の素直さに打たれたようだ。ーー
こんな文書、日常会話であいませんもんね。邦画もリアリズムかなんかだか、こういう会話を登場させませんもんね(^^ゞ
神戸までの往復の時間に読みました。
「おいらは、神戸の駅にたった。空気のつめたさは、冥王星(プルート)のようだ。
水蒸気が乾いた街だけに、空気も冷たいってわけだ。昔の友達とあう。おいらたちの合うのはホテルのバーしかない。
~~帰りの電車で、おいらは、酔いをさますために、買っておいたものをコートからだす。キャベジンだ。ハードボイルドにキャベジンは似合わない、そんな、夜だった。」ってな文書を書きたくなりますね(笑)。実は一年に一度あう、同窓会。健康を考えて、豆腐料理、こころもぬくぬくしてたんです(^^ゞ
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