おじさん語学する
塩田勉 集英社新書2001-6-20
一人暮らしの元営業マンのおじさん、娘はフラン人と結婚して、孫を産み、フランスに住んでいる。孫としゃべりたい一心で、フランス語をはじめる、、、、というフィクションで、語学習得のコツが述べられている。
スタニスラフスキーの演技理論が、若い役者が、役を与えられ、もがく苦しみながら、演技理論を身に着けてゆくってなフィクションで書かれているが、それにちかいか^^;。
語学は、まず、「音」だ。語学習得には、NHKのTV、ラジオ、それと会話学校もいいけれど、ネイティブの会話の早さについてゆくには、一夕一朝でみにつかない。
ある程度年とってはじめると、社会経験が、むこうの社会を理解するのに生きてくるってなおだても書かれている。
「最後の授業」むかし、教科書か、課題図書で読んだ物語=ドイツがフランスに攻めてきて、最後のフランス語授業をする先生が「フランス語万歳!」って書く物語。
これは、もともと、ドイツの領土で、フランスに占領されていたので、フランス語が教えられていた。これが再び、ドイツ領になった。
まー、韓国で、戦前日本語を教えていて、日本がまける前に「日本語万歳!」と黒板に書く教師の物語だといえば、この話、美談でもなんでもない、ひどい話ですね。それで、教科書にものらなくなったってのがかかれてました^^;
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