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2007.03.15

読書日記2007-3-14

パン屋再襲撃 村上春樹 文春文庫 2005-5 第27刷
ソウル市民昭和望郷編  悲劇喜劇 2007-1月号
「リアル」だけが生きのびる ウエイツ 2003-12
未完の明治維新  坂野潤治 ちくま新書 2007-3
日本語は進化する  加賀野井修一 NHKブックス 2006-2第2刷
気分はもう戦争  大友克彦+矢作俊彦 2006-9 第57刷

最近、片岡義男、矢作俊彦、村上春樹にはまってます。共通点は、ハードボイルド。
村上さんも、「ロング・グッド・バイ」を訳してるし。
「僕は30近くなるまで一人でいたかったです」「でも彼女にあってどうしても結婚したくなったんです」
「いい子だよ」「少々強情で便秘気味だけど」(「パン屋再襲撃」中「ファミリーアフェア」)
ハードボイルドだよね^^;。
(ホテルのバーで)女「あんたこの辺?」男「いや」女「じゃー私のアパートでどう?」
男「さみしがりやなんだ、二人きりになったら泣いちまう。泣くより(ここで)酒の方がいい」
(気分はもう戦争)には及ばないけど。

「未完の明治維新」は坂野さんのテーマである民主主義を、明治維新において考察した本で、「万機公論に決すべし」の「公論」を追った本だけど、明治が、革命の時代をいうのを思い知る、裁判制度、国の税収制度、殖産産業など、すごい勢いだ。ちなみに、明治以降税金を払っていたのは、地主だけなんだ^^;。
こんな時代に現れた二葉亭四迷の翻訳文「鳩が幾羽ともなく群をなして飛んできたが、ふと柱を建てたように舞い上がって、さてぱっと一斉に野面に散ったーあ、秋だ!」(ツルゲーネフ「猟人日記」)こりゃ、現代でもこのままいけますね。

「ソウル市民」の中で、韓国人通しの会話が韓国語で話されていたので、そこの確認のために読む。ト書きで、「10秒後に登場」とあったりする。
アフタートークで、戦前の韓国で、デパートが進出していたが、そのうち多かったのが「三中井」(これって、いま彦根にある、お菓子屋さんの前進なんだ^^;)。
作者の平田オリザは、「演劇は、人々が、ばらばらに生きていながら、集団を組むというときに有効である」という。これから、隣にブラジル人、アジア人が住んでいたりする日本の世界を想定している、この異質同士がすむ世界で、なお、それが面白い社会をつくる、それが演劇だ、と。

と、走り書きでまとめたが、そのうち、ひとつひとつを膨らませて紹介したい。
最近、はじめた、英会話は、私の中で、ばらばらに生きてなお面白い、世界に関係するし、心情過多の日本文化と関係するし、日本語にも関係する。これも、どこかで。
「男女共同参画」=ヒューマン・イコーリティ、これって、翻訳語は、男女が、それぞれの特性を生かして社会に参加するという語感で、英語の語感とはちがう。「規制緩和」=これも英語では、規制撤廃なんだ。英語を日本語にするときに、ごまかされている、と、思う。

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