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2007.03.19

ブルーストッキングの女たち

地人会 出演 かとうかず子、純名りさ、加藤忍、佐古真弓、旺なつき、上杉祥三、、、
大正年間、「青鞜」が発行され、大杉栄が虐殺されるまでの、青鞜社の女性、平塚らいちょう、神近市子、尾竹紅吉、伊藤野枝、それと、脇の男たち、大杉栄、辻潤、荒畑寒村らを描く。

宮本研作。同じ年代を描いた「美しきものの伝説」と重なる。
「美しきものの伝説」は舞台外でおこる、大杉、伊藤野枝の虐殺などを想像させる。「ブルーストッキングの女たち」は、実際、虐殺の場面(直接ではない)が最後に描かれている。
舞台の完成度は、「美しき。。。」だろう。この作品は、虐殺を描いている、研さんは、これをかきたかったんだろうか。

「ブルー、、、」では、伊藤野枝、神近市子、が直接、観客に語りかける箇所がある。
私は、研さんの「明治の柩」(田中正造の人生を描く)の幕切れ、田中正造が納められた柩の横で、田中正造の妻が「どうぞ、柩に石を投げてやってください」って台詞に、どっきりした記憶がある。その当時、観客に語りかける舞台なかったし。。。。(こんな馬鹿なことをした田中正造にって台詞で、それまでの正造の人生に感動しててので、えぇぇ、と)後にこれがブレヒトの異化効果だと知った(舞台で観客に感動を与えるのではなく、考えさせる)。

でも、語りかけられる言葉は、たとえば神近市子「私は、裁判で温情をかけてやろう、刑をかるくしてやろう、との質問に、私は、ただ、嫉妬です、と答えました」
たとえば、伊藤野枝「大杉こそがさばかれるべきです。。。」
でも、これって、もう、今の「女たち」は軽々と乗り越えてる気がする。今の軽々とが、どんな犠牲を払ってそうなったんだ、と考えさせる問いではあるが、「今」ではない、そんな気がする。

それと、尺八で、子供の「まこと」をつれて門付けをする、辻潤が、「かっこよくない」。
「美しき、、」では、西洋近代社会との格闘のすえって感じがあるのに、これじゃ、「かっこよくないじゃん」(おいら、ミーハーです^^;)。

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