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2007.04.13

Blackbook

ユダヤ人女性が、スパイとなり、ナチス情報中尉にちかづく。
中尉は、ナチスの終焉がちかいことをしり、レジスタンス組織と無駄な殺し合いをさけようと努力している。このスパイでありながら、この切って収集家の中尉を恋愛感情を抱く女性。

最後まで、息をつがせない、エンターティメント。

人間ってある状況におかれたとき、どんなに善意であろうと、人を裏切ろうないでおこうと思ったって、そうはいかないときがある。

「歎異抄」に親鸞から、「俺のいうことを聞いたら、極楽へいける」「お前はおれのいうとおりできるか」「人を100人切ってこい」と言われ、「できません」と答える弟子。殺さねばならない状況になったら、でも、人を切るであろう。この状況の中で、人間の意思がはたらく場面は、すくないんだろう。

ソビエトが、反ソビエト組織を装い、「一緒に、反ソビエト運動をしよう、連絡を乞う」と連絡し、連絡してきた組織を弾圧していた。
追記 ついでに、日本のことを書いておこう。
日本赤軍、一時、希望の星だったけど、仲間を虐殺していた。
「明日のジョーだ」といって、飛行機に乗っていった連中は、西洋での日本人拉致にからんでいたらしい。
戦前の日本共産党のトップがスパイで、熱海で共産党大会を開催し、全員が警察に逮捕された事件がある。スパイは、戦後まで生き延びている。

ある状況になったら、何をしても、しようがないではないか。でも、にも、かかわらず、人間の善意〜善き部分が歴史をつくってゆく、と、おいらは、思う。

私たちが、ある状況にいきるとき、あることを選ばないではいられない。
しかし、その選択のなかで、誤ることもしかたがないではないか。

と、解けない問題は、突きつけられたままではあるが。

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コメント

こんばんは♪
ココログさんにTBできない状態が続いています。
本当にゴメンナサイ。
ほどよいエンタメ性があってよかったです。
正しく生きようとか、人を裏切らないように生きようなんて思っていても、ある極限状態になればどうなるかは誰にも分からないていうのが怖いです。
こんなコト言ってる私が真っ先に友人を売るかもしれないし・・・。
ヨーロッパの言語で聞くナチス物、雰囲気が出ていていいですよね。

投稿: ミチ | 2007.04.14 22:49

■こんにちは、ミチさん
>ココログさんにTBできない状態
そうなんですか(と、人ごとみたいですが、よくわからないんですよ)。
気にしないで下されませ(m_m)。
この映画、イングリッシュのとこだけ聞き取れてって、わずかな場面ですが。witnessってな言葉がでてくる場面ですが、おお、最近の英会話の成果だなどと、単純に喜んでました(^^ゞ

投稿: 悠 | 2007.04.15 17:33

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