季刊「せりふの時代」
に「僕たちの大好きだった革命」の脚本と、原案堤幸彦と、作者鴻上尚史の対談がのっていた。脚本は、場面転換がおおいし、人間がうじゃうじゃ出てきた方がおもしろい、映画向きって思った。
(映画化決定だそうだ)。
テアトロ5月号に「クレイジー!!吉原百人斬り!籠釣瓶花街酔醒」の劇評2つ。
(おいらは、脚本読んだだけ、なんだけど)
「僕たちの、、、、」は高校全共闘がアジっているときに機動隊に催涙弾の水平打ちをされ、気を失い、30年後意識を取り戻し、高校へ復学する、そこで、、、ってな物語。 いやぁ、おいおい、おいらたちの昔が今によみがえったら、そこまで、時代錯誤かよってな、思いがあるけど、岡林信康の歌「私たちの望むものは」の歌がでてきたとこで、うぅぅ、と来てしまった。舞台みて たら泣いてるな〜。
で、おいら「私たちの望むものは、いまある幸せではなく」と歌詞を間違って覚えていたのに気づく(正確には、「私たちの望むものは、生きる苦しみではなく」)
で、「花釣瓶酔醒」の評だけど、渡辺保さんは、2月の芝居ベストスリーにいれてられた。七字英輔氏は、「俳優が全編、トレナー姿といった簡易さで、丸太のような棒を振り回す立ち回りもリアリティからほどとおい」とある。
この芝居、戯曲読んだだけだけど、現代で劇団が、歌舞伎「花釣瓶酔醒」の舞台稽古をしている、他方、八つ橋を演じる女優に、劇団の主宰者がほれ、劇団の人間関係が壊れてゆく、ってな二重構造をもっていて、これって、「本歌取り」の伝統に乗っ取ってて、時空が入れ混じり、おもしろいよ、ってな感想だったので、七字氏の感想に違和感がある。
トレーナー姿と棒でなきゃ、歌舞伎の豪華絢爛ってな衣装にかないませんって、ってな気がする。
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